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K-POPで一世を風靡した“強い女”路線が日本では全然ウケなかったのはなぜ?

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元2NE1のミンジ Instagramより

 K-POP界独特の表現に、“ガールクラッシュ”なんて言葉があります。いや、ありました、とうのが正確でしょうか。女性が憧れる女性、って意味らしいのですが、英語圏で通じるかどうかはわかりません。

 ただ、韓国ではこの言葉に強さが加味され、強くて格好いい女性、ってことみたい。有名なところでは、2NE1という女性チームが発表した「I AM THE BEST」(2011年)が大ヒットし、これがガールクラッシュの代名詞にもなっています。

 PVでは高級車を乗り、バットを振り回して、チンピラ気取りでいろんなものを破壊し、銃を乱射している2NE1。イキがっているヤンキーにしか見えませんが、韓国ではこれが格好いいとなるのは、お国柄の違いでしょうか。

 日本では、ノートパソコンのCMの歌、ってことでクローズアップされた程度。日本語バージョンがavexからリリースされましたが、見事惨敗し、端的にいうなら、イキがった強い女性の歌うポップソングなんて、同性も異性も求めていなかったのです。

韓国ではクール!だったけど…

「『I AM THE BEST』は男に指図されない、ワルそうな女性ってイメージですが、韓国ではそれがクールってことだったんでしょう。でも、日本だと頭がワルそうにしか見られず、誰も聞きませんでした。2NE1と共に、4MINUTEというチームもガールクラッシュ・ブームを引っ張り、日本上陸時は有名DJの赤坂泰彦さんがお披露目の司会を務めるほどに気合が入っていました。が、結果は見事に惨敗し、ガールクラッシュなんて、K-POPだけでしか通用しない概念ってことが露になったのです」(韓流雑誌編集者)

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メンチ切ってます! 4MINUTES公式HP

 2NE14MINUTE は、J-POPのメインストリームで勝負しようとしましたが、どちらも日の目を見ることはありませんでした。いまや本国でもグループは崩壊し、みんなあの人は今状態。韓国で稼げない、となれば、日本に来るしかありません。

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