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陰毛・尻毛を自己処理したいなら…ベストな方法は?

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Photo by Shane Slayer from Flickr

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ケツ毛の処理、どうする?

股間前部分の陰毛(=VI)以上に、生え方の個人差が激しいのがケツ毛(=Oライン)。まったく生えないという人もいれば、肛門周囲のみの人、お尻の割れ目に沿ってもじゃもじゃと生え広がっている人もいます。生えない人はいいですが、濃いめの人が処理しようにも、他の女性がどのような処理を行っているのか、なかなか聞きづらい箇所でもあります。自己処理をするにもなかなか難しそうだし、医療レーザー脱毛やエステ脱毛でOラインの脱毛メニューがあることは知っていても、部位が部位だけにちょっと抵抗があったり……。VIの脱毛に挑む場合は、Oまで一気にやってしまえるでしょうが、自己処理の場合、どんな方法があるのでしょうか?

<カミソリ、シェーバー>

やはり一番手っ取り早くて手軽にできるのが、カミソリ、シェーバーを使って自分で剃る方法でしょう。とても剃りにくい位置にあり、しかもデリケートな箇所ですので、肛門にはあらかじめワセリンを塗るようにしましょう。また鏡も準備しておきます。座って足を開脚し、なるべく鏡を目視しながら、外側から中心に向かって剃るようにします。手を後ろに回して剃るより、手を前からくぐらせて剃るほうがスムーズです。剃刀よりもIライン専用シェーバーを使用しての処理が好ましいです。

<ヒートカッター>

熱を利用して毛を焼き切ることができるシェーバー・ヒートカッターを使って自己処理する方法もあります。ライトが内蔵されている商品もあり、細かい部分も見え、処理がしやすいです。Oラインだけでなく、アンダーヘア全般の処理が可能で長さも調節できます。毛を抜き切ることはできませんが、毛先が丸く仕上がるので、チクチクしないというメリットもあります。ヒートカッター使用の前には肛門にワセリンを塗って保護しておきましょう。

<ブラジリアンワックス脱毛>

専用のワックス剤を塗って毛を毛根ごと引き抜く方法です。エステ、自己処理どちらも可能です。永久脱毛ではありませんが、施術直後はツルツルになる即効性がメリットです。但し、めちゃくちゃ痛いので、痛みに弱い人、敏感肌の人にはおすすめできません。

<家庭用脱毛器>

エステで行われる光脱毛のセルフ器機を使用しての自己処理です。エステや医療機関での脱毛はOラインを人に見られるから抵抗を感じる、という方にとっては便利なアイテムです。また、カミソリ、シェーバーのみでの自己処理に比べると、コストは上がりますが肌に優しい方法です。とはいえ、セルフ機器使用前にはシェーバーでムダ毛を剃る必要があります。また使用後は、冷却・保湿などのケアを念入りに行いましょう。

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自己処理なんかやってられん、ケツをさらすくらい全然平気、という方には、専門機関での処理をおすすめします。

<医療レーザー脱毛>

医療機関でのみ行える脱毛で、唯一の永久脱毛です。施術期間は1~1年半ほど(2か月に1度通います)、他の脱毛方法に比べて費用が高く、施術時の痛みも強いものの、施術完了後は、デリケート且つ自己処理が難しいOラインにムダ毛が一切生えてこなくなるというのは大きなメリットです。施術時麻酔が使用できたり、薬を処方してもらえたり、医療機関ならでは安心感もあります。

<エステ脱毛(光脱毛)>

エステで行われる光脱毛は、<脱毛>ではなく<制毛>です。医療レーザー脱毛に比べて費用は低価格で施術時の痛みもさほど強くありませんが、施術期間は約2~3年(2か月に1度通う場合が多い)と長めです。永久脱毛には至りませんが、ムダ毛が薄くなって目立たなくなるなど、一定の効果は見込めます。また、保湿ローションや美肌ケアなど、エステならではのサービスが付くこともあります。

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妊婦・授乳女性の自己処理

医療レーザー脱毛やエステ脱毛は、お金がかかるだけでなく、定期的に通わなければいけません。仕事が多忙すぎたり子育てに追われていたり「そもそも行くヒマがないっ!」という方だっているでしょう。また、妊娠中・授乳中は、医療機関やエステでの脱毛は断られることがほとんど。

現状、自己処理するしかない……。であれば、肌に極力負担をかけない<ベストな自己処理方法>を踏まえておくことが大切です。以下、参考にしてみてください。

[処理する時期]は、生理中および生理前後を避ける。体調不良時、日焼け直後もNG。

[処理する時間]のおすすめは、入浴10分後。入浴して10分経過した頃は、ほどよく肌が温まっているので◎。また起床後より就寝前がよい。就寝中は毛が伸びる速度が緩やかになるので、就寝前に処理すれば状態を長めに保てる。

[処理する場所]としてお風呂場を使う場合、雑菌と湿気に注意。カミソリをお風呂場に置きっぱなしにしない。

[処理グッズ]あれこれ。

☆カミソリを使用する場合、乾いた肌で行わないことが大事です。また皮脂が落ちて肌の乾燥につながるので、石鹸やボディソープもNG。専用のシェービングクリーム(なるべく低刺激のもの)かワセリンを塗る。毛の流れに沿って剃る。処理後に湯船に浸かるのは控える。また処理後は、自分の肌に合ったローションやクリームでしっかり保湿を。

☆毛抜きを使う場合、毛嚢炎にならないよう処理前に必ず肌を清潔にしておく。抜く時は毛の流れに沿って行う。処理後は、化粧水やワセリンを塗ってケアするか、あるいは冷やしたタオルをあてて毛穴を引き締めるとよいでしょう。※毛抜きを使うのは入浴後が望ましいですが、お風呂場で行うのはNG。また、処理後の入浴・プールもNGです。

☆電気シェーバーの場合は、カミソリとは違い乾いた肌で行うことを推奨する製品が多いです。処理後はカミソリの場合同様、しっかり肌を保湿する。電気シェーバーはカミソリよりも肌への負担が少ないが“剃れた感”も少なめ。とはいえ同じ個所を何度も剃るのは、肌を痛めるので控えましょう。

☆除毛剤、脱色剤を使用する場合、パッチテストは必ず行うこと。肌への刺激・負担が大きい方法なので、説明書をしっかり読んでおく。また処理後は肌に塗った薬剤をきっちり洗い流すようにしてください。

☆家庭用脱毛器を使用する場合、前日~2、3日前に剃毛しておき、直前の剃毛は避ける(脱毛器使用時点で1ミリほど伸びているのが望ましい)。処理前は必ず保冷材などで肌を冷却し、処理後は再び冷却、その後は保湿を行う。

ムダ毛を自己処理する際は、自分の肌はもちろん、使用したグッズのケアもしっかり行って清潔を保ちましょう。また、劣化したグッズ(切れ味の悪くなったカミソリ、使用期限の過ぎたローションなど)は使用しないでくださいね。ま、毛があったって別にいいじゃないかと開き直れるのが一番、精神衛生上もお肌の衛生上も良いかもしれません。

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除毛剤ってどうなの?

世にはさまざまなムダ毛処理の方法が出回っていますが、「除毛剤」というのも一手。

除毛剤のメリットは、ズバリ「セルフ処理でありながら仕上がりが美しいこと」です。シェーバーで毛を剃って処理できるのは、皮膚表面に出ている毛だけで、しかも剃ると毛先の断面がはっきりするため、再び毛が伸びた時にもっと濃くなって見えたり……。その点除毛剤を塗って処理する場合、除毛剤が皮膚表面よりさらに少し下、深い部分の毛まで行き届くし、毛先は丸みを帯びた状態になるので、シェーバーよりも仕上がりは美しく、チクチクすることもありません。脱毛ではないので毛は再び生えてきますが、シェーバーよりは処理後の状態を長く保てます。また、継続使用すれば毛が目立たなくなる効果を持った商品もあります。

しかし、除毛剤は肌に直接塗布する薬剤なので、注意すべき点があります。

除毛剤には、アルカリ性成分・チオグリコール酸カルシウムが入っていて、たんぱく質を溶かす働きを持っています。除毛剤を塗ることでたんぱく質が含んだ物質である毛は溶けていくわけですが、たんぱく質は肌にも含まれています。だから、除毛剤は肌に負担を与えてしまうのです。そういったリスクを念頭に置き、除毛剤を使用する前には必ずパッチテストを行い、処理後はまず肌を冷やし、保湿も忘れないでください(ただし処理直後の過度な保湿ケアは禁物。低刺激の化粧水などで行いましょう)。

パッチテストをクリアしても、デリケートゾーンや顔に使用するのはおすすめできません。また、生理中、生理前後、妊娠中、授乳中など肌が敏感になりやすい時期は、使用自体を避けたほうが安心です。

一定のメリットはあるものの、懸念事項も多い除毛剤。身体のコンディションと相談して、正しく使うことが大切です。

毛抜きでVIO処理

ムダ毛処理に「毛抜き」を使うのは、埋没毛、毛嚢炎、色素沈着などのトラブルが起こりやすいので、あまりおすすめできません。また、毛抜きを継続使用すると毛穴が広がり角質が溜まり、その角質の酸化によって皮膚に黒いぼつぼつができることもあります。ましてデリケートな部位であるVIOともあれば肌への負担が懸念されます。はっきり言って、毛抜きはVIOのムダ毛処理で一番やらないほうがいい方法です。

でも、どうしても毛抜きでVIOを処理したい、諸々の理由で必要に迫られている……というのであれば、とにかく肌への負担を最小限にとどめるよう気を配って行いましょう。

まず、処理前には必ずVIOを清潔にしてください。毛抜きを使って毛を抜くと、毛穴がぽっかり開いた状態になり、そこに細菌が入りやすくなるからです。VIOに細菌が多ければ、毛嚢炎が起こる可能性が高まってしまいます。

VIOが清潔で毛穴も開きやすい入浴後に毛抜きを使えば、少なからず肌の負担は軽くなります。ただし、入浴中にお風呂場で毛抜きを使うのはおすすめできません。お風呂場は雑菌が多いので、せっかくVIOを洗って清潔にした意味がなくなってしまいます。毛抜きを使うのは、入浴後、お風呂場を出てからにしましょう。また、処理する箇所をホットタオル(濡らしたタオルを固く絞ってレンジで1分チン。タオルの温まり具合を見ながら加熱時間は調節します)で温めるのも、ダメージ軽減につながります。

いよいよ毛抜きを手に取って毛をつまんで抜く! 脇毛同様、もう片方の手で皮膚を広げるように抑え、ゆっくりと力をいれながら、毛の流れに沿って抜くことを心がけてください。処理後は、水を浸したコットンなどを充てて十分にクールダウンを行います。炎症を抑え、毛穴を引き締める効果があります。その後、保湿を行います。保湿の際は、オロナインやワセリンなど殺菌作用のあるものか、防腐剤未使用の化粧水が望ましいです。クールダウンや保湿ケアを行っても、肌や毛穴のダメージが完全に解消されるわけではありませんので、毛抜き処理後の入浴やプールは控えましょう。

セルフまんぐり返しタイムを経て剛毛→パイパンに。

陰毛を染めたいとき

もし自分のアンダーヘアに白髪が発生したら……。もちろん、その時どんな気持ちになるのかはその時になってみないとわからないし、その時激しいショックを受ける人もいればさほどじゃない人もいるでしょう。白髪のままでいいって思う人もいれば、とにかく何とかしてどうにかしたいと思う人もいるでしょう。

そして、もし白髪になったアンダーヘアを染めるとしたら……。髪をカラーリングするのと同じ感覚でおこなってもよいのか気になるところですよね。アンダーヘアが生えているのはデリケートゾーン。なるべく肌に負担をかけずに白髪染めをするにはどうしたらよいでしょうか。

残念ながら今のところ、アンダーヘアに特化した白髪染めの製造・販売は確認されていません。そのため、アンダーヘアを白髪染めしたければ、頭髪向けの白髪染めを使うことになるのですが、白髪染めを選ぶ時は注意が必要です。

というのも、実は“白髪を染める”こと自体、色が入りにくくて、とても難しくて大変なのです。そのため白髪染めにはかなり強い薬剤が使用されており、それ頭皮以上にかぶれやすいデリケートゾーンに使うとなると、刺激が強すぎて肌トラブルが懸念されます。

アンダーヘアの白髪染めをする時は、少しでもデリケートゾーンの負担を減らすために<化学染料、添加物、着色料などが使われていない、天然成分100%>のものを選びましょう。

染めるタイミングは、清潔で身体の湿度が高まっている入浴後が染まりやすくておすすめです。そのため<天然成分100%>に加えて<お風呂場で使用できる><素手で使える>白髪染めが、より望ましいです。

ちなみに……。医療レーザー脱毛は、メラニンに反応するメカニズムになっているので、白髪には効果がありません。白髪を脱毛するにはニードル脱毛という方法がありますが、医療レーザー脱毛よりもコストと時間がかかります。アンダーヘアが白髪になる前に医療レーザー脱毛を済ませておくのも一つの手です。

ある朝、目を覚ますと、アンダーヘアが消えていた。

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