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無敵の全能感がスゴイ!剛力彩芽の可能性を感じさせる座頭市タップ/『女囚セブン』第二話レビュー

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 琴音が桜子に浴びせた第一声「あんたはん、自分で言わはるほど、ほんまは全くモテてへんのと違いますか?」。きっつ!!!! この言葉に桜子は、同級生から見向きもされなかったこと、「私はモテる」と言い聞かせて生きてきた学生時代がフラッシュバックし、感情を爆発させます。ナイフで琴音に襲いかかろうとするも、そんなことではビビらないのが琴音。「刺したかったら、刺したらよろし。さぁ!」と詰め寄ります。そりゃ、ビビッて桜子もナイフを落としちゃいます。琴音強すぎですよ~。

 桜子はいわゆる“後妻業の女”。彼女が年配の男性に近づき、毒を盛って殺した人殺しであり、遺産を自分のものにしていたことは間違いはありません。しかし琴音は桜子の日記を盗み見て得た情報「誕生日までは生かしてあげたほうが良かったのか~とか、次の人には、もっと早くラクにさせてあげた方が良かったんじゃないか~とか、よう、クヨクヨしてはりますやん?」を敢えて口に出し、桜子が心の底には罪悪感を抱えているはずだと指摘します。非モテコンプレックスを攻撃したあとの、アメタイムです。

 自分が死ぬときにロクに顔出しもしない血縁者よりも、常に気にかけて傍にいてくれる他人にお金を渡したくなるのは人情ってもんだ……とわかったふうな口を聞きながら、「美味しいもん食べてもろて、幸せな夢見てもろて、本人さんのご希望通りあの世へ送り出すなんて、そこいらのただのオナゴはんには出来ることやおへんえ。あんたはんは、ちっとも悪うない。悪いのは、時代に合ってない古臭い法律どす」と畳み掛ける琴音。さらに「あんたはんは、超高齢社会の天使どすえ」。桜子はあっさり、「そんなこと、はじめて言われた……ありがとう」。ナイフで突き刺そうとしていた相手なのに、桜子・泣いて感謝感激しております。恐るべし、琴音。

 後日、京都にいるおかみさんのもとに「週刊文鳥」の記者が訪れました。殺された芸妓・雪乃からリークを受けていたという記者は、状況が把握できないおかみに問います。「黒革の手帳のことは、ご存知ですか?」

同じころ、琴音も思い出しています。雪乃が殺害される前、何気ない会話をしている中で「もしうちが殺されたら、犯人は黒革の手帳の1番上に名前のある人やから」と言われたこと。ナイフで刺され、横たわっている雪乃のもとに駆け寄ったとき、まだ息絶えていなかった雪乃が何か言葉を発したことを。雪乃殺しの真犯人が、今も琴音を見張っているのでしょうが、背景には男女間のいさかいなどではない政界の闇が潜んでいそうな予感です。

 来週、琴音が対峙する女囚は「元ヤンのシンママ:罪状は夫殺し」設定のトリンドル玲奈。琴音が「保育園落ちた。日本死ね!」と言うシーンもあるようで(なんで?)なかなかぶっこんできますね。トリちゃんの棒演技は心配ですが、どんどんたくましさを増す剛力さんの無双ぶりからは目が離せません。

 (ドラマ見届け人:トミジョー)

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