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男性不信と結婚願望の狭間。憂い顔のヒロイン・木村文乃/『ボク、運命の人です。』第三話レビュー

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番号交換と初電話に浮かれる誠と浮かない晴子、埋めがたい温度差

さらに誠は、定岡クンから「晴子へのプロポーズ大作戦」を打ち明けられます。しかも決行は明日。えっ、定岡クン急ぎすぎじゃない!? いやいや、これも計算のうちで、「晴子は次に付き合う人と結婚すると決めている→お互いどんな人間か知っているし結婚する意志を見せたほうが晴子も返事しやすいだろう」と定岡クンは考えたそうです。どうにか食い止めたい誠でしたが、翌日ウォーターサーバー設置のために湖月家に行くとすでに晴子は留守。焦る誠に、おしゃべりな晴子母が「ほんのちょっと前に同級生と会うために出かけたのよー、高校時代の恩師に出産祝いを届けるんですって」とホイホイ情報を寄越してくれたため、誠はプロポーズ阻止のため走り出します! さすが行動派、ってか大暴走。

そうして晴子の母校に到着した誠ですが、時すでに遅し!? 『結婚行進曲』が流れる中、晴子と定岡クンが向き合っていて、定岡クンは晴子にお辞儀、晴子は微笑んでいます。うっ、交際成立か……落ち込み、河川敷で物思いにふける誠は、小学生男子2人に誘われて(ちなみに誠をおじさん呼ばわり)草野球に参加するのですがスコアボードには、まことvsあかい・いとう。そこに晴子が通りがかったので、誠は開口一番「おめでとうございます!」と祝福の言葉をかけるんですが、よくよく聞くと「お断りしました」とのこと。まさかの! 微笑んでいた理由は、あの状況で『結婚行進曲』が流れてきたのがあまりにも可笑しく、絶対に笑っちゃいけないのに笑ってしまったそうで……何で断ったんだろう晴子、あんなに結婚したがってたのに。しかも定岡クンは人生最大のモテ期だったはずでは?

そのとき、野球のスコアボード(まこと:090 あかい・いとう:334)を見て、誠はあることに気づきました。「運命の、赤い糸だ……」。

誠「あの、僕の連絡先を受け取っていただけませんか!? まだできあがっていないので、今すぐにってわけではないんですけど」
晴子「……どういうことですか?」
誠「あのスコアボード、途中まで僕の電話番号です。僕と晴子さんとの間に運命の赤い糸があるとしたら、残りの5桁まで揃ってくれるような気がするんです! なんせ、今対戦している小学生が、あかいといとう(赤い糸)ですから」
晴子「どうしてわざわざそこまでして、番号完成させたいんですか?」
誠「晴子さんと話したいからに決まっているじゃないですか!」

ストレート、悪くない!! 夜、もう一度河川敷にやって来た晴子が、半信半疑でスコアボードに書かれた番号に電話をかけてみると、誠に繋がりました。誠はあかいといとうに土下座までして、番号が完成するまで勝負してもらったそうです。電話で会話してもまだまだぎこちない2人ですが、この日は満月、BGMにドビュッシーの『月の光』が流れ、悪くない雰囲気。誠がちゃんこ鍋に誘うと、晴子は「ちゃんこ鍋ならいいですね。ごまだれ(晴子好み)かポン酢(誠好み)かで揉めることもないし」とOK! 徐々に徐々に、誠に心を開き始めているかも……!?

ですが、謎の男はまだまだ予断を許さない状況が続くとほのめかします。誠の3倍モテる定岡クンですらフっちゃう晴子、そんな晴子を攻略するのは非常に難事である、定岡クンが魔王なら晴子は大魔王、鉄壁の鎧を身に着けている、世界ごとひっくり返すような大技決めなきゃいけない、と……。こんなにあっさり“ライバル”がフラれちゃったことに視聴者側としても拍子抜けでしたが、晴子と相思相愛になるのはそう簡単ではないということでしょうか。

確かに、第一話、第二話の晴子の感じからは、男性不信の気があることが覗えます。のみならず、誠と電話して家に帰った晴子は両親に「私、結婚できないかもしれない」と意味深なことを告げています。ついさっきちゃんこ鍋の約束をした誠に対して、“結婚”のけの字も感じてないってこと? 晴子が“結婚”をどう捉えているのか、これからの展開で丁寧に解き明かしていただきたいところです。

亀の行動力と可愛らしさ、木村文乃の冷たさ、対称的な人間性がさらに強調された安定の第三話でしたが、ようやく連絡先も交換できたことですし、次回第四話あたりからいよいよ2人が本格的に接近し、接近するがゆえのトラブルが巻き起こりそうですね。素直で単純なだけに気遣いの足りない誠に、晴子が「人の心に土足で入ってくんな」とブチ切れたり……目に浮かぶようです。誠と晴子が仲睦まじいところや、さらに夫婦になるっていう光景は、今のところまだ想像できません。そういえば晴子って、当初は上野樹里の予定だったそうですが、今となっては完全に木村文乃がハマっていますね。災い転じて福となす。

(ドラマウォッチ担当:雨月桃)

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