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可哀相な怪物・綾野剛が可愛いすぎて死にそう…!!/『フランケンシュタインの恋』第二話レビュー

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『フランケンシュタインの恋』公式Instagramより

『フランケンシュタインの恋』公式Instagramより

 初回から、主演を務める綾野剛のピュアなエロさに魅了されたドラマ『フランケンシュタインの恋』(日本テレビ系)。第二話では、深志研(綾野剛)の父であり、研を生み出した医学博士の深志研太郎役として斎藤工が出演することが放送内で明らかになったのです。いや、同い年(35歳)の2人が親子役だなんて、さすがはファンタジー作品! エロ俳優の共演に小躍りしたのもつかの間、サンシャイン池崎でもなく、北野先生でもなく、芸人・馬鹿よ貴女はの平井ファラオ光の髭をものすごく伸ばしたような出で立ちで工が登場。誰かにとってはこの姿もエロいのかもしれないけど期待外れかもなあ、なんてことはさておき、研の切ない過去が暴かれました。

 前回、研はキノコまみれの手で触れてしまった継実(二階堂ふみ)の姉・晴果(田島ゆみか)が倒れてしまい、みんなに黙って森の自宅へ帰りました。そして120年前、蘇った直後に森の中で知ってる顔の女性(二階堂ふみ)に遭遇したことを思い出します。そう、本作のふみちゃんは二役演じているんですね。当時、自分が誰なのか知りたくて彼女に近づいたのですが、興奮した研の手はキノコまみれになってしまい、その手を見たふみちゃんは逃げまどい転落。研が助けようとふみちゃんに触れると、晴果のようにキノコが生えて死んでしまいました。

 父に「お前は人間に近づいてはいけない。人間の世界では生きてはいけないんだ」「お前は人間としては死んだんだ。それを私が蘇らせたんだ!」と説明され、「嘘だ! 僕には生きていた記憶もなければ死んだ記憶もない!」と泣き叫ぶ研ですが、「人間だけが生命の在り方だと思ったら大間違いだ、お前は植物さ! そうだ、考える植物だ! 考えるというツラい機能を残してしまったことは謝る。だけどお前は生きてる、今こうして生きてる」なんてわけのわからない説明を続ける父。毒親の極みかもしれません。

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