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事務所に直訴した唯一のグループ・Hey!Say!JUMP「いばらの道で不安だった」

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 でも取材をしているうちに分かってきたんだけど、本人たちは随分前から異変を感じていたのよね。あの我慢強くて優しい裕翔くんがある時「山ちゃんといつの間にか距離ができていたんだ。最初は自分でも気持ちの整理がつかなくて、『何で俺だけ背が伸びたんだ』って、バカみたいだけど悩んだ時もあった。でも背が高くなったことでモデルの仕事が舞い込んできたりして、メンバーの岡本圭人が『裕翔くんが出てる雑誌、買ったよ。カッコよかった』なんて言ってきてくれて嬉しかった。その後、自分の世界を見つけたっていうか、いろんな趣味を見つけて。ドラムを練習し始めて、カメラに凝り出して……。世界が広がったし、人との付き合いもどんどん広がって、自分のことも認めることができた。そうしたら山ちゃんとの仲も前に戻ったというか。昔はお互い変に意識しすぎてたんだと思う。今は前よりずっといい関係でいられてると思うんだ」って話していて、胸が熱くなったのよね。

 それからは自信がついてきたのか、コンサートでもドラムを披露するようになって、お芝居も『半沢直樹』(TBS系)に出演したりして(七三分けのサラリーマン役に最初は違和感があったけど)、実力をつけていったしね。『弱くても勝てます~青志先生とへっぽこ高校球児の野望~』(日本テレビ系)の時は、主演の二宮和也くんはじめ高校球児たちは誰もが有村架純ちゃんの話でもちきりだったんだけど、裕翔くんだけはとことん真面目に野球の練習をしていて、細マッチョな体作りに力を注いでいたわ。そんな地道な努力が実を結んで、ドラマのオファーが引っきりなし。最近は「あ~、本当にいい役者になったなぁ」って感じるものね。恥ずかしがり屋だからトークはいまだにちょっとギクシャクする時があるけど、真っすぐな男っぽさがにじみ出てきたわよね。20歳差の熱愛が報道された時は、その男気が災いしてすごーく反省しちゃってどんよりしてたけど、考えてみればかつて亀ちゃんも20歳差の彼女との恋愛が報道されたし、これは『野ブタ。~』兄弟の“運命”なのかもしれないし(笑)、亀梨先輩を背中越しに見てマネしちゃったんだよね、きっと。だから笑って許してあげられちゃったものね。

 一方、常にJUMPの“絶対的なスター”であるセンターの山ちゃんも怖いものナシのように見えて、実はとってもデリケートで小心者。彼もまたなかなか認めなかったけど「やっぱり裕翔くんとは関係が上手くいかない時があった」って言ってたわ。山ちゃんにしてみれば「裕翔くんは最初からスターだった」らしいの。裕翔くんのほうが先にドラマにも出ていたし、サッカー少年の山ちゃんは、バラエティー番組の公開オーディションでジャニーズ入りしたから経路がまたちょっと違うのよね。

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秘密のアツコちゃん

約20年間、アイドル、タレント、女優、俳優、監督や脚本家など、さまざまな業界人とともに仕事をしてきた結果、気づけばとんでもなく情報通に。毎日、テレビ局や出版社、レコード会社や映画会社などに日々出没し、マスコミ界隈をふわりふわりと歩き回っている。