2017年4月よりフジテレビにアナウンサーとして入社した久慈暁子(22)に、同社は多大な期待を寄せているという。元『non-no』(集英社)専属モデルで、女優経験もある久慈。当然、美人でスタイルがよくテレビ映えする女性だ。故郷・岩手から大学進学のため上京、そのわずか一ヵ月後の5月にはスカウトされて芸能活動を開始したというから、地元では随一の美少女だったのだろう。青山学院大学経済学部で学びながら、女優としてテレビドラマに出演したり『non-no』専属モデルとして活動するなど充実の4年間を過ごし、卒業と同時に事務所を退社してフジテレビへ入社。確かに輝かしい経歴だ。
5月8日、久慈は自身のインスタグラムに「今日編成局アナウンス室に配属されました 今日からフジテレビアナウンサーとして頑張ります!」と綴り、正式に“フジの女子アナ”となったことを報告。約1年間研修を受けてきた同期との写真を公開した。
低迷するフジが彼女に期待をかけるのも無理はないが、しかし久慈のタレント時代の発言を振り返ると、なかなかのビッグマウスで野心家であることが伺える。2014年3月に「旭化成グループ キャンペーンモデル」に選ばれた際には、素人時代に渋谷でスカウトされまくっていたことを告白し「何社か覚えてないですけど、周りに人が集まりすぎて歩けなかったくらい。帰りたいのに帰れないみたいな」と語っていた。「自慢だと思われちゃうかも……」といったためらいなくこうした発言ができるのは堂々としている。
2014年9月、『non-no』の専属モデルになった際のインタビューでは「表紙を飾れる代表的なモデルになりたい」「モデルをやりながら女優としても活躍していきたい」「主役をはれる女優になることが夢」と、これまた堂々と野心を明かしていた久慈暁子。結局、2017年4月号まで務めた『non-no』専属モデル業の間に表紙を飾ることは一度もなかったが、2016年4月には、ひかりTVと岩手めんこいTVの共同制作ドラマ『恋子focus ~ある女子校生の物語~』で念願のドラマ初主演を果たしているため、夢のひとつは叶ったといえなくもない。
さらに「機会があれば女優として演技もやってみたい」「キャスターにも興味がある」と言っていたが、その興味が膨らんだのか実際アナウンサーになってしまったのだからさすがだ。視聴率3年連続「三冠王」のノリノリな日本テレビの内定を蹴ってまで、没落状態のフジテレビに入社したという点には疑問が残るが……。
期待値は高くとも、アナウンサーはルックスだけで人気が出るものではなく、今のフジ側とて「久慈暁子が出演する番組が好調で業績回復」なんて能天気な青写真は描いていないだろう。彼女をどう活用していくつもりなのだろうか。同じく『non-no』専属モデルからアナウンサーになった日本テレビアナウンサー・岩本乃蒼(25)は、お粗末すぎるアナウンススキルに「嚙みすぎ」「女子アナ失格」と酷評が相次いでいるが……。フジテレビは顔だけで久慈を選んだのではないと期待したい。
(ボンゾ)