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亀の歩みでついにキスハグ到達!恋が膨らむ瞬間、木村文乃の演技が巧い/『ボク、運命の人です。』第五話レビュー

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頼れる男って何だろう?

断髪式の帰り道には、車の後ろに山ほど空き缶が括りつけられた時代遅れ甚だしいブライダルカー(30年前くらい)が通りがかり、缶がひとつだけ外れて車道に転がり、それを拾おうとした晴子が後方から来た別の車に跳ねられそうなところを間一髪で誠が助ける……というよくある展開を経て、助けたどさくさに紛れて誠(めっちゃ笑顔!)が晴子にキス→ハグという大進展がありました! 一瞬間を置いて晴子は「うわぁぁ」、我に返った誠も「ごめんなさい!」と平謝り……でしたが、晴子は怒っているのではなく「こういうことが久しぶり過ぎて動揺しているだけ」というから良かったじゃありませんか。例の缶には『末永くお幸せに』『目指せ! 亭主関白』とメッセージが。誠はまたまたヒートアップして、今こそプロポーズ! の勢いでしたが、それを察した晴子は誠の言葉を制止します。心の整理をしたいとして「……もう少し、時間をいただけませんか」と。まあ、2人で会うの2回目ですしね。

晴子としては、第一印象最悪だった誠(五歳の頃に会っているけど)を、恋愛対象として見始めている自分自身に戸惑っているし、本気の恋愛はまだ怖いのではないでしょうか。それに、どうして晴子がこんなに恋愛に臆病になっているのかは、あまり詳しく描かれていません。いや、描く予定もないのかもしれませんが。晴子のようなタイプって考えすぎが仇になっちゃいそう……ですが、誠は「焦る必要なんてありません」「僕は、いつまででも待ちますから」と名前通りに誠実な対応。これは満点回答かと思いきや、謎の男はブブー!! 「一刻も早くお付き合いはじめてくれないと手遅れになるんだよ」と、次のデートで晴子を部屋に呼んでやることやっちゃいなさいと提案し、第五話は終わりました。今回第五話もやはり山Pの出番は少なめ(3回)……でしたが(台詞は多い)、そろそろ山P演じる謎の男の正体なんかも明かされてほしい気もしています。まあ、これも最後まで「正体などない、神である」で押し通すつもりかもしれませんけどね。

次回第六話予告では「誠に足りないのは亭主関白」なんていうPの声が入っていましたが、確かに今までの放送を見る限り、誠が亭主関白になれる可能性は皆無……だけど亭主関白がいい夫かというと、そんなことはなく。誠実で優しくて無理しない誠のような男はいいと思うのですが、しかし晴子は信頼できるだけでなく頼れる男を期待しているような節があるようにも見えます。だからといって、誠が交際をリードしてグイグイ引っ張るべきなんでしょうか? おそらく晴子の心の準備は出来ていないのに、「やることやっちゃう」のも、頼れる男というのとは違いますよね。拒まれたら強引に押し倒すなんて絶対してはいけないし、そもそも誠は無理にやっちゃうなんてしないタイプです。

ところで、1997年にkink kids主演で放送された土9ドラマ『ぼくらの勇気 未満都市』が今夏SPドラマで復帰するというじゃありませんか。当時10代のジャニーズが出まくっていましたよね。報道にもありましたが、ドラマの最終回でヤマト(堂本光一)が「20年後ここで会おうぜ」と言っていたの、憶えています。20年後って一体いつの話だよ……と当時は思ったのですが、まさか本当に20年後、SPで続編が描かれることになるとは!(だってDVD化もされていないし再放送もなく、人々の記憶から抹消しようとしているのかと)。今季より“土10”となりましたが、夏は錦戸亮主演、秋は櫻井翔主演と、とにかく今年の日テレ土曜ドラマはジャニーズフィーバーなんですね! ファンにはうれしいけれど業界的にそれってどうなの、な密着ぶりですよね!

(ドラマウォッチ担当:雨月桃)

【第一話】“クールなサバサバ女子”設定の木村文乃は、つまり常識的な女性ヒロイン
【第二話】亀梨和也の可愛さが全開!ほのぼのユルい土ドラ
【第三話】男性不信と結婚願望の狭間。憂い顔のヒロイン・木村文乃
【第四話】愛の押し売り・好き好きアピールがなぜ相手の心に響かないか

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