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奇声上げ赤ワインぶちまけ!東出昌大の発狂が注目集めて視聴率急上昇、山崎育三郎の思惑は?/『あなたのことはそれほど』第六話レビュー

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夕餉の席で、麗華は夫に「あの変な男の人に、公園でまた会った。渡辺さん。あなたの中学の同級生も渡辺さんだったよね?」と静かに突っ込んでいきます。黙り込む有島くん。まだ不倫の物証はない、しらをきれる、でももうヤバイ(前々から出川並みにヤバイヤバイ言ってますけどね)。美都の「会いたい」LINEに、「柴犬君(=涼太)を放し飼いにしないでください」と返信し、今度こそ縁を切ろうと誓うのですが、有島くんさあ、本当に縁を切りたいんならまずはLINEブロックと着信拒否じゃないかな。それともいきなりそんなことしたら、逆上した美都が何をするかわからない怖さもあると考えてるんだろうか。や、考えてはない、たぶん。

まだ別れないんかい

有島くんの返信を見て、またしても夫が有島家の近くをウロついたと知った美都は、「有島くんの奥さんに会ってどうするつもり?」と涼太を問い詰めます。でもね、涼太は正論を述べちゃいましたよ。

「どうしてボクが怒られるの? みっちゃん、よく考えて。誰が悪いの?(奥さんに)バレたら関係が続けられなくなるから?」

ぐぅ~。そりゃあっちの奥さんにバレない限りは、有島くんを手放したくないよねえ、大好きな人だし有島くんと会えるのは唯一の癒し時間だもんねえ。さらに「真面目そうな人だよねえ、頭も良さそうだあ。取り乱したりするのかなあ。どういうふうに有島くんを責めるのかちょっと見てみたいね」と面白がるようなことを言う涼太を美都は「楽しんでない?」と責めますが、「2人で散々楽しんだくせにとぼけたことを」と返されてぐぅの音も出ません。まあ、その後で自分も夫に尾行されていたことを知ったうえ、ぽろぽろ涙を流して「好きだよ」と囁く涼太に耐えられなくなった美都は、トランクに荷物を詰めて家出したんですけど。「ムリ、もう涼ちゃんとはムリ。ムリ……超ムリ」って……まあ、ムリですよねえ。有島くんともムリですけど。

不倫開始当初から唯一「こりゃーおおごとだ」と捉えて美都を注意していた親友・香子は、家出してきた美都に会うなり大声で「バッカじゃないの!」と叱り飛ばします。この子だけなんだよな、「不倫ダメゼッタイ」を言うのは。「有島と一緒になりたいのか? 遊ばれてるだけだと気付け」と諭す香子に、美都は内心「(有島くんと私がどんだけイチャこいてたか)知らないくせに」と毒づくも、泣きついて一晩泊めてもらいました。

そのころ有島家では、麗華の祖母が倒れて「危ない」との実家コールを受け、有島くんは仕事を休んで車で麗華・娘と一緒に地元の所沢へ。祖母の病状はたいしたことなく、娘には麗華母がべったりなので、久しぶりに夫婦2人きりでお茶する時間を持てました。妻を気遣い、娘を風呂に入れる係を積極的にやり、どこからどう見ても良いパパ・素敵な夫である有島くん。夫の浮気に散々悩まされた麗華母は(今も離婚してないけれど麗華父は愛人宅に行っちゃってます)、そんな有島くんを見て安堵の溜息を漏らすのでした。

母「お前はいい旦那を見つけたね。私みたいになんなくて本当よかった。本当、よかったあ~…」
麗華「父さんってさ、どんな女と浮気してたの?」
母「あの人はねえ、とにかく綺麗な女が好きなの。綺麗で可愛くて女のイヤーなところたっぷり持ってるようなね」
麗華「何で別れないの? 出て行ったきりで生活費だってもらってないんだしずっと苦労させられて都合のいいときだけ戻ってきてさ」
母「私しかいないから。あの人の周りはたくさん女がいるけど、私みたいな女は私しかいないから」
麗華「好きなんだ。好きなことしてるんだ」
母「バカだねえ。ま、お前にはわかんないよ」

今まさに夫が、綺麗で可愛くて女のいや~なところてんこ盛りの渡辺という女と不倫していることに、はっきり気付いている麗華の心境は複雑でしょう。深夜、夫のスマホはブーブー鳴りっぱなし。それを覗き見るような真似はしないけれど、仕事や友達からの連絡でないことくらい、わかっているはずです。有島はスマホの電源オフっとけよ!

翌日、仕事のため一人で先に東京の家に戻る夫の助手席にすべりこみ、麗華は「私も帰ろうかな」と口にします。きょとんとする有島くん。「……っていうワガママを私、今まで言ってこなかったなあって思って。好きなことしていいって言われたら、とりあえず、あなたを今ひとりにしない」……と、切羽詰った表情で一息に言ってから、「いってらっしゃい、気をつけて」と微笑んだ麗華、ばっちり釘を刺したわけです。かくしてその夜、有島くんは「今から会える?」と例のバーに美都を呼び出し(釘刺されてんだから会うなよLINEで終われよ)、正式な別れ話を切り出すのですが、もはや失うもののない美都はそう簡単に別れに応じたりしません。それにしても、付き合いはじめに“正式な約束”なんてしてないのに、別れるのには“正式な話し合い”が必要なんてナンセンスですね。

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