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酔ってはしゃいで、気がつくと…ソウルでクラブデビューした女子の悲惨な顛末

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「後から考えればあそこまで騒いだのは大人気ないけど、あのときはああするしかなかった。だって言葉の通じない国で、いったいどうしたらいいのかわからなくて……。コートも盗られたから寒空にノースリーブで、クラブの周りに荷物が捨てられてないか探したけど、ハンカチ1枚もみつからなかった。ホテルまで行きたくてもタクシーに乗るお金もないし、日本の人に借りてなんとかホテルまでは戻ったけど、寝る気になんてなれるわけない。朝になって大使館に連絡が繋がったときは、2人とも涙が出てきた」

とリエちゃんは振り返る。

 韓国人男子が最初から彼女たちの荷物を狙って近づいたのかは分からない。「正直にいうと顔もしっかり覚えてない。やさしい振りして、どうせ裏ではバカにして笑ってたんでしょ。同僚の子とクラブのトイレで『どっちがタイプ~?』とか話してたのを思い出すと笑える。あのときは2人とも、Hするならしてもいいって思ってたし。男の人たちを信用して荷物を預けたんじゃなくて、酔っ払って、浮かれて、荷物のことなんて気にもしてなかったの」

 最初に同僚に「クラブに行こう」と提案したのはリエちゃん。

「盗られた彼女のバックは買ったばかりのサンローランだし、いろいろ申し訳なくてバック代と旅行代を弁償するって言ったけど、彼女から断られたの。会社の人に聞かれても恥ずかしくて言えないし……」

 最後にリエちゃんは目に涙を浮かべながら、「クラブになんてもう二度と行きたくない」といった。リエちゃんの最初で最後のクラブ体験、忘れたくても忘れられない苦い思い出になってしまったようだ。

 ソウルのクラブに日本人女子がワンサカいると聞き、週末にはわざわざ地方からやってくる韓国人男子も急増。カラダ狙い、お金狙いなんて人もいるようなので、くれぐれも羽目をはずしすぎて“すっからかん”にならないようにお気をつけあれ~。

 

■韓美姫(カン・ミキ)/韓国生活も5年を超え、さすがにサムギョプサルには飽きたけど、こってり甘いソースを絡めたチキン『タッカンジョン』は週1→2とペースがあがってるこの頃。最近のビッグニュースは、アパートの下にチキン屋開店!

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