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綾野剛の“超気の毒展開”が見てられない! どす黒いキノコ菌をばら撒き「ごめんなさい…」/『フランケンシュタインの恋』第6話レビュー

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『フランケンシュタインの恋』公式HPより

『フランケンシュタインの恋』公式HPより

 さらに「人間のことを知るには離婚調停中の人に会うのが一番です。人間に恋をするなんて愚かな真似はしたくなくなります」ということで、W不倫の末に妻が別れを切り出したものの夫が別れてくれないという夫婦の離婚の話し合いにも参加。どっちの気持ちもわからないとしながら、「ただ2人が悲しいのはわかります」「恋の正体は『嬉しい』ではなく『悲しい』ですか?」と夫婦に尋ねる研さん。すると、隣で聞いていた天草が「これは『悲しい』っていうよりも『虚しい』だね。信じてるものに裏切られるのが『悲しい』、最初から信じる価値もないものが『虚しい』。この男性の生き方はただ人を虚しくさせるだけ」とわかった風の口をきいて夫をキレさせて殴られてしまいます。すると、研さんは身体をプルプルさせてキノコ菌放出……しそうになるのですが、夫が諦めて結婚指輪を外して店を出て行ったので、何とか持ちこたえました。

 ラジオを聞きながら、研さんの感情の高ぶりを心配する継実と、ちょっと期待しながら聞く稲庭先輩(柳楽優弥)。ラジオ終了後、稲庭先輩が天草に電話をかけ「わざと何か起こそうとしてますか?」と聞くと、「だってそれは稲庭さんが望んだことでしょう? 後はどうすればいいんですか?」と返答したのです。え、稲庭先輩が指示していたんですか!? とはいえ、その後も「どうなっても僕は知りませんよ……」と明確なことは言いませんでした。しかし、稲庭先輩はその思惑に気づいた美琴(川栄李奈)に「アンタらしくないよ」と核心を突かれると、「室園さん、何も知らないのに余計なこと考えなくていいよ」とあしらいながら、天草に電話をかけて「もう研さんをラジオに出すの止めてもらっていいですか?」とお願い……。ちょっと改心したんですかね。でも、すっかり人気ゲストの研さんを辞めさせるはずもなく「そんなに心配なら見に来ればいいじゃないですか」と誘う天草。現場へ出向くことになりました。

 3通目のお便りは「義足のせいで『怪物』と呼ばれている息子に、怖がって一度も出来たことのない“かけっこ”を挑戦させたい」というお母さんから。少年は研さんの応援により見事完走し、ものすごい感動を呼ぶ回となりました。その夜。研さん、継実、稲庭先輩、天草が十勝に食事に誘われ「感動した!」と賞賛されるも、「俺の番組にはいらんねんな。素晴らしさも、その感動も」とダメ出しされるのです。どんなにつらい日常でもラジオにだけはくだらない日常が流れているというような安心するラジオを作りたいという十勝にとって、「ラジオが過激さを求め出したら、聞いてる人の日常をかき乱す」、研さんと天草がやってることは「嘘の日常、作られた日常」「俺から言わせたら虚しいねん!」と蹴散らされてしまいます。

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