KAT-TUNの元メンバーであり、現在は4人組のロックバンド・INKT(インク)のヴォーカルである田中聖(31)が大麻所持の現行犯で逮捕されたのは、5月24日午後6時過ぎのことだった。
パトロールをしていた警察官が走行中の不審なワゴン車を見つけ、1人で乗っていた田中に職務質問した際、運転席と助手席の間に乾燥した大麻(バッズと呼ばれる乾燥大麻の花穂部分)が落ちているのを発見。簡易鑑定の結果大麻と判明し、大麻を巻いて吸引するための紙も発見された。なお、バッズは葉の部分よりも幻覚成分の含有率が高く、常習者が好んで使うと言われているシロモノであるらしい。
逮捕されてから一貫して「大麻は自分のものではない」と否定していた田中であったが、尿検査の結果は陽性だった。けれども大麻の場合、量刑には所持していた量が最優先されるそうで、尿検査で陽性が出たとしても量刑や起訴不起訴には影響は出ないことが一般的だそうである。しかし陽性が出たということは違法薬物を使用したということが決定的となったということ。この検査結果が彼の今後の芸能活動に大きな影響を及ぼすことは間違いないだろう。
田中が24日に逮捕されてからというもの、彼の最近の生き方に関する様々な情報が一気に表に出はじめた。大のアメ車好きである田中が、最近はお金に困りお気に入りのアメ車を売りさばいていた。自身のブログに「21階のホテルの窓をコツコツと叩く音が聞こえる」と書くなど奇行が目立った。共同経営していたバーの経営から退いていた……などなど。どうやらお金に困っていたのは本当のようで、5月30日発売の「週刊女性」(主婦と生活社)には、自らの体を金に変え、なおかつジャニーズの後輩さえも売ろうとしていた田中の落ちぶれた私生活を、いわゆる田中の<カキタレ>女性が田中からのLINE画面写真をさらして告発している。
女性は地方在住の会社員・A子さん。田中とは2012年のKAT-TUNの地方公演の際に知人を介して出会ったという。KAT-TUN時代に“地方妻”をつくっていたというのはジャニーズファンに衝撃を与えるものであろうが、驚いたのは初めて会ったその日に男女の関係になって以来、A子さんのもとには田中から頻繁に「お金がたりない」とのLINEがくるようになったというくだりだ。田中は実家のローン返済などで数千万円の借金がある、と話していたそうだが、大手事務所に在籍している人気アイドルの身でもローン返済が厳しかったのだろうか? そして翌年にジャニーズ事務所を契約解除となったあとは、税金で苦しい、経営していた店の家賃を支払うのが苦しい、と様々な理由はつけてA子さんに金をせびっていたという。自称イチ会社員のA子さんが田中に金銭的な援助をしていたかは不明だ。正確な日付を読み取ることはできないが(キャプションからINKTの活動を開始してからのものと推測できる)、誌面に掲載されたLINEのやりとりのスクリーンショットには「ライブやれば金入る訳じゃないから 借金3100万ありゃやってもやっても金なんか入んねーだろ」とある。その時点で3000万以上の借金を抱えていたことは事実なのだろう。
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