これだけ特殊なサービスを提供する店は珍しい
ハードな食品プレイというのは、業界でも珍しいものなのでしょうか。好事家から絶大な支持を集める風俗誌「俺の旅」(ミリオン出版)の編集長・生駒明に風俗における食品プレイについて話を聞いてみました。
「全国に昔からあるのが、歓楽温泉にある女体盛りやわかめ酒。富裕層が楽しむいわゆるコンパニオン遊びですね。これを風俗店も取り入れようとしたのですが、風俗店で刺し身を出すわけにもいかないから、よくあるのは生クリームを使ったプレイです。ケーキっぽくて結構楽しいですよ(笑)。最近は、夏になるとかき氷プレイっていうのもあって。かき氷の練乳とかシロップを客の竿にたらして女のコが舐めるんです。
このように昔から風俗に食品プレイはあるんですけど、大々的にはやらないんですよ。やっぱり日本の大衆の意識として、“食べ物を粗末にしてはいけない”という感覚があるんですよね。なので、基本的に普通の店ではやらないんです。
その中で今回の店ですが、サービスがSMちっくだし、かなりマニア向けですよね。特殊な店が特殊な客に向けてやっている印象。食品で遊べる店があっても、これだけ特殊なサービスを提供する店は珍しいですね。
風俗店は都市部になると数え切れないほどの店舗数があるので、他の店にはない売りを作って、顧客を掴もうとしたんだと思います。それでもこの店のコースは特殊すぎるなと感じますが」
食品プレイそのものは歴史があったものの、この店が提供するカレーとラーメンプレイはやはりニッチだったよう。しかし、この店はこれまでに約9億円を売り上げていたとあって、そういった需要はあったんですよね。やっぱり、世の中にはいろんな性癖を持つ方がいるんだなあと。
なお、生駒氏によれば、「こういう店で働いている女のコは、基本的には普通の女の子で、仕事と割り切ってやっていることが多い」とのこと。ニオイがしみついたり皮膚が炎症したりといったリスクがありそうな非常にハードな仕事なだけに、報酬は通常のデリヘルよりも多かったはずですが、いくらお金のためといってもこうした性癖のプレイに付き合うのはメンタル面でもきついものがありそうですね。一方で「食品プレイが大好きだ!」という女性にとっては天職だったかもしれません。
とりあえず、食べ物は粗末にしちゃいけませんよ!
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