
Photo by Fran Sastre from Flickr
おかーさーん! 私、ホスト通い卒業したよ!
筆者がホストクラブという世界に足を踏み入れたのは、約1年前のこと。それまでは夜の世界とは無縁の昼職OLだったのに、ひょんなきっかけでホストクラブの“魔力”に心惹かれ、いつしかホストに通うことが生活の中で当たり前になってしまっていました。しかしこのたび、業界から足を洗う担当ホストと共に、私もホスト通いを辞めることができそうです。
■坂口杏里が狂うのもわかる! 約1年ホストクラブに通い続けた昼職OLの記録
担当との別れは突然おとずれる
私がホスト通いを辞めることができた理由は、単純に指名していたホストが業界から足を洗ったからでした。そう考えると、ホストクラブにじゃなく、いつしかそのホストの人にハマっていたんですかね。最初はホストクラブの雰囲気が好きで、ホストとワイワイ酒を飲むのが楽しくて通っていたハズだし、指名していたホストのSと私は完全に友達みたいな関係だったんですけど。
でも、日常的にLINEのやりとりをしたり、顔をあわせるうちに「なんだか好き」っていう気持ちが芽生えていたのはたしかで。私はお金持ちでもないのに、いつしか「彼を応援してあげたい」とも思っていました。今振り返れば“担当狂い”だったのかもしれません。
そんな時でした。Sから「ホストを上がる(辞める)」と聞かされたのは。前々から心のどこかで「ホストは楽しいけど、長く通うものではないなあ」と思ってはいましたが、突然タイムリミットを告げられ、拍子抜けしたのを覚えています。初めてその言葉を聞いた時は「ホスト通いを辞められる!」といううれしさ、そしてワケのわからない寂しさが頭の中をぐるぐるしていて。「卒業まで楽しもうね」っていうSに「そうだね」としか答えられませんでした。
Sいわく、客に何も言わず消息を絶つホストもいるそうです。たしかに通っていた店でも、突然辞めてしまうホストがいたりました。別れの言葉もなく姿を消された姫の心境は計り知れません。そう考えると、辞めることを言ってくれたSは良心的だったのかも。でも、辞めるから、最後だからって煽られましたけど(苦笑)。
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