彼と気持ちいいセックスが終わったあと、どうしていますか? そのまま、まどろみながら寝てしまう方、意外と……いらっしゃるのでは? セックス前にきちんとシャワーやお風呂でキレイに清潔なまんこにしているのに、セックス後に溢れた愛液を放置していては清潔なまんことは言えません! と偉そうに言っていますが、実は私もセックス後、相手が軽く陰部を拭いてくれたら拭き取りはOKと思ってしまい、それ以上動くのが面倒くさくてベッドの上にいることが多いです……。一緒に清潔まんこを目指しましょう。
前戯から、ばい菌は入り込んでいるかも
体調がいい状態なら、酸性で保たれた膣内が細菌やばい菌を外に排出してくれますが、風邪気味だったり疲れが溜まっていて、カラダの抵抗や免疫力が下がっている状態だと排出する力がなくなってしまいます。そんな状態で、セックス後の愛液放置を続けていたり、間違った洗い方を続けていると……病気になってしまう可能性だってあるんです。やだ、今すぐティッシュ持ってきて!
◆細菌性膣炎
膣内に細菌が繁殖し、善玉菌と悪玉菌の比率が逆転してしまいます。そうすると、まんこから強烈なニオイを発します。
◆カンジダ膣炎
ツブツブとかすのようなオリモノになり、強烈なかゆみに襲われることもあります。これは男性にも感染してしまいます。
◆バルトリン腺膣炎
セックスの際に愛液を分泌する際にばい菌が入り込み、入り口を塞いだあとに分泌腺内で細菌が繁殖して炎症を起こします。さらに、炎症が酷くなり膿がたまり始めてしまうのが「バルトリン腺膿炎」。酷くなると、寝返りが打てなくなるほど強い痛みが走り、そけい部のリンパの腫れと高熱を発症することもあります。
クンニや手マンの際に彼の舌や指からばい菌が移ることもあります。フェラのときも口に移ることだってあります。コンドームをしていてもピストン運動をすることによって、膣内にいる細菌・ばい菌が膣奥へ押し出される可能性も充分に考えられます。そのため、本来は、セックス後はちゃんとシャワーでまんこを洗い、清潔に保つことが大事です。
セックス後の愛液放置もダメ
ビラビラの大きさは人それぞれですが、ビラビラ大きめの方やビラビラを取り囲む大陰唇のお肉がポッコリ厚めの方は、溝ができやすく汚れも溜まりやすいといいます。クリトリスに皮膚が被っているクリ包茎の方は特に、クリトリスと皮の間に恥垢(マンカス)が溜まります。マンカスは、オリモノや皮脂、尿が溜まって混ざり合う粘度のある塊で悪臭も放ちます。「トイレットペーパーで丁寧に拭いてるし!」という方、実はその行為、意味がないかも。雑菌を皮膚に薄く伸ばしているだけなんです。
◆膣内以外はお湯で流す程度でOK
まんこの皮膚は、まぶたよりも薄いと言われています。もちろんゴシゴシは厳禁! 汚れが取れるどころか、擦る摩擦でまんこが黒ずむ原因になってしまいます。膣内以外の「外陰部」についた尿や汗、便の汚れはお湯で優しく流す程度で充分です。膣内は、普段カラダに使用している石鹸やボディソープに「界面亜活性剤」というものが含まれていることが多いのですが、これは膣内には刺激が強すぎます。デリケートゾーン専用のソープやジェルを使用して、手で優しく洗うようにしてください。
セックス後に彼がティッシュで愛液を拭いてくれて、そのまま放置の方もいるかと思います(私もそのひとり)。思い返すと「愛液を拭き取る」というよりは、チョンチョンと「ティッシュを当てている」程度じゃないですか? そのままシャワーにGOならいいですが、少しでもまったりするのであれば、このとき、自分である程度は拭き取るようにした方がいいようです。
セックス後にちゃっちゃとシャワーに向かうのも、なんだかなぁ~と思う方は、少しふたりでまどろんだあと、そのまま一緒にシャワーを浴びることを決めごとにしてみてはいかがでしょうか? 家に帰るまでが遠足なら、一緒にシャワーを浴びてちんことまんこをキレイにするまでがセックスです!
(大根 蘭)