俳優の小出恵介(33)が17歳女性と飲酒し不適切な関係を持ったとして、8日、所属事務所のアミューズが無期限の活動停止としたことを発表した。9日発売の「FRIDAY」(講談社)がこの未成年飲酒と淫行について掲載、同誌の問い合わせを受けた事務所が本人に事情を聴いたところ、事実と確認された。小出はこれを受けて「自覚の低さ、自分自身への甘さが招いたことであり、弁解の余地はございません。今後は、全てのご批判や処罰を真摯に受け止め、私自身の取るべき責任を果たしていきたいと思います」等記した謝罪文を発表している。
「FRIDAY」によると、小出は今年5月、NHKドラマの撮影後に17歳の女子高生をバーに呼び出し、飲酒をすすめたうえ、肉体関係を強要。女子高生は拒否したが無理やりに肉体関係を持たされたという。現役の人気俳優だった小出が浮き現活動停止になった余波は大きく、10日からの放送を控えていた前述の主演ドラマ『神様からひと言~なにわお客様相談室物語~』(NHK)は放送を取りやめ、別番組に変更することを決めた。7月から放送予定の連続ドラマ『愛してたって、秘密はある。』(日本テレビ)にも出演予定だったが降板が決まっている。明石家さんまが企画・プロデュースしNetflixで7月から配信予定だったドラマ『Jimmy~アホみたいなホンマの話~』に、小出はさんま役で出演予定だったがこれも白紙状態に。億単位の違約金が発生する可能性もあると報じられている。
スポニチは「酒好き」「女好き」として知られている小出の素顔を、関係者の証言をもとに報じたが、これによれば「普段は寡黙な好青年だが酔うと女性に強引に迫ることもある」のだという。役者としては悪くない評価を保っていただけに業界内には衝撃が広がっているようだ。しかし酒好きはともかくとして、仮にA子さんが「フライデー」で証言した内容通りの扱いを受けていたとすれば、それを「女好き」と言えるかどうかは甚だ疑問だ。女好きというよりも、女性の肉体を一方的に破壊するような行動だからである。
5月には、官邸お抱えジャーナリストの山口敬之氏の準強姦疑惑が報じられたばかり。酩酊状態の女性を強姦、さらに逮捕状が取り消されたことなどについて糾弾されている。5月25日発売の「週刊文春」(文藝春秋)は、無名の吉本芸人による集団強姦を報じていた。芸人らは会社員女性を輪姦し、その模様をスマートフォンで動画撮影。女性さんは必死に抵抗し「帰りたい」と訴えたが、芸人らは「口で射精させるまで帰さない」と強制したという。いずれも性暴力をセックスと同義に捉える人々が起こした事件と考えられる。
10代女子と性交に及ぶということ
また「FRIDAY」は今年1月、狩野英孝による17歳女子高生との淫行を報じ、狩野はこれを受けて謹慎していたが、6月1日付で所属事務所のマセキ芸能社が謹慎解除を発表していた。小出の騒動により、この復帰も「早い」という声が上がり、暗雲が立ち込めつつある状況だ。芸能界において未成年との淫行により活動休止となる俳優やタレントは後を絶たないが、この行為の問題点を、改めて整理したい。
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