毎週金曜日23時15分~テレビ朝日系で放送されてきた金曜ナイトドラマ『女囚セブン』、いよいよ最終回です。刑務所内の脱獄経路を突破し、月に1度しかこないリネン車に乗り込んで東京に向かう“脱獄計画”に成功した女囚メンバー。もちろん脱獄を知った刑務所内はテンヤワンヤ。内藤の耳にも入り、「よりによって総裁選の日に! 殺しても構わない!」と激昂中。前回、おかみ(梶芽衣子)はヅカ(山口紗弥加)に、法務大臣・内藤(高嶋政伸)と琴音(剛力彩芽)のDNA鑑定を依頼していましたが、ふたりはやっぱり血縁関係なの!? 最終決着です!
第1話:剛力彩芽が強すぎる芸妓、セーラー服でも違和感なしの安達祐実も怖い
第2話:無敵の全能感がスゴイ!剛力彩芽の可能性を感じさせる座頭市タップ
第3話:「日本の男はクズどす」「クズとの結婚は事故」カメラ目線で断言、剛力彩芽ドラマが直球すぎ
第4話:「ゲスバッシングは甲斐性なし男の嫉妬」? 不倫の果ての妻殺し、真相は…
第5話:女囚を脅し利用していた巨悪はあの男! 剛力彩芽は地獄耳かつ千里眼すぎィ!!
第6話:「人に心酔しすぎると自由を奪われる」スナフキン名言も飛び出す脱獄5秒前
第7話:次期総理大臣の悪徳政治家と対決!剛力彩芽の魅力が覚醒
それぞれ会いたい人に会って確保!
目的地まで辿り着いた女囚たちは、ヅカと合流を果たします。総裁選の直前、内藤は必ず部屋にひとりになることをヅカから確認し、「そんならみなさん、よろしゅうおたの申します!」と琴音の言葉を合図に、それぞれ別方向へ向かいます。しかし当然、脱獄囚を捕えるべく警察は即座に動き出していたわけで……。
*うめ(木野花):ガン治療している息子が入院している病院へ。息子との会話を終え、病室を出ると張っていた警察によりあっけなく確保。
*千鶴香(橋本マナミ):母親のいる実家へ。「おかえり」と優しく迎え入れる母親に「大丈夫だから、安心して」と涙を流しながら伝えたところで確保。
*沙羅(トリンドル玲奈):娘のいる小学校へ。自分のこと気付かないかも……と、声をかけることに躊躇していると、「ママ」と近づいてきた娘を抱きしめます。「必ず一緒に暮らせるから待ってて」と言葉を伝えたところで、確保。
*桜子(平岩紙):面会にも来ていた桜子を想う男性と焼肉を楽しんでいます。目の前にいる司法書士に、今まで後妻業で手に入れた総額3億1410万円を、この男性に寄付することを伝えます。老人ホームをつくることを託し、「これでいつ死刑になっても満足」と微笑み、自ら警察へ向かう桜子。
あれれ、みんな逮捕されちゃいました。実は琴音が捕まらないように分散して警察を惑わし、それぞれが会いたい人のもとへ行き、その場で警察に確保されることまで計画通り、だったわけですね。
一方、ヅカは琴音と奈津(安達祐実)と行動を共にして内藤のもとへ向かいますが、途中、かつての恋仲であり二人三脚で歩んできた女性議員・高見沢(中谷さとみ)と鉢合わせてしまいます。高見沢を押さえ込み琴音と奈津を逃がしたヅカに、高見沢は「裏切り者!」と叫びますが、ヅカは「哀れな女だ、尽くす相手を間違えていることにも気付かない。私はアンタのようにはならない。さようなら」と切り返し……そこで警備員に取り押さえられます。複数の警備員が追いかけてくる中、奈津は「はじめてひとりじゃないって思った。ありがとう」と琴音に言い残し、自ら囮となります。仲間たちは全員、琴音の目的達成のためにそれぞれ最適な働きをしたのでした。
ひとりになった琴音が内藤のもとへ急ぐと、そこに現れたのは、収監されてからも琴音の無実を信じてくれていたおかみ。どうしてここに!? いやそんな野暮なこと言ってられません。小春(久住小春)が政治家相手にお座敷をする日はボイスレコーダーを帯に仕込んでいたのはおかみからの指示だったのですが、ボイスレコーダーも奪われてしまったため、切り札がなくなってしまいました。そこでおかみが「これが切り札になるかもしれへんえ」と琴音に手渡したのは、内藤と琴音のDNA鑑定の結果が書かれたものでした。
ようやく内藤のもとへ辿り着いた琴音。「卑劣な罪人が日本の総理になるやなんて、これが悲劇でのうて、なんになんのどす?」と琴音が挑発すれば、内藤は「バカな二世やポッと出とは違う。私こそ世界に最も影響を与える、最強のリーダーにふさわしい人間なんだ」と応じ、ふたりの言い合いは続きます。しびれを切らした琴音が「よう見ておくれやす」と内藤に差し出したのは、おかみから渡されたDNA鑑定書。そこには<父権肯定確率 99.9%>と記載されていました。薄々勘付いていましたが、やっぱり琴音は内藤の娘だったんですね。
1 2