
Photo by Toni Birrer from Flickr
早漏男性に悩む人はたくさんいますが、同じように遅漏に悩む方もいるわけで……。どちらも本人はもちろん、深刻に悩んでいる女性もいます。
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遅漏の定義は?
そもそも遅漏の定義はどんなものなのでしょうか。国際性機能学会では、詳細時間は提示されていないようですが、
*射精するまでに非常に時間がかかること
*射精できないこと
*射精によって苦痛が伴うこと
……のいずれかに当てはまる場合、とされています。一般的に膣内に挿入してから射精するまでの平均時間が7分~12分だといわれているため、それ以上であれば遅漏である、ということになるのでしょうか。とはいえ、早漏にしても遅漏にしても「相手がどう感じているか」が答えのような気もしますけども。「挿入は5分くらいでいい」という方は10分でも苦痛に感じるんだろうし、ゆっくり長く楽しみたい女性からすれば15分でも短いですし。お互いの挿入時間に対する要望と現実のズレが1番の問題のような気もします。
刺激強め手コキ・床のオナニーから、オナホールに変更を
射精障害の男性は、刺激が強すぎる「オナニー」が原因になっている方もいるのですが、遅漏男性も同じことが考えられています。
▼勃起不全・中折れ…強引な射精をやめてオナニー頻度の見直しを
手コキで力加減を考えず強く握っていたり、床にちんこを擦りつける「床オナニー」をいつもしていると強い刺激に慣れてしまいます。手で力が入りやすいオナニーをしている方は、オナホールを使用した方がいいかもしれません。
◆遅漏の原因にはこんな理由もある
遅漏になってしまうそのほかの原因としては、「AVの見すぎやマンネリ化によって、リアルなセックスでは刺激不足」といったものも挙げられます。これが原因の遅漏解消はなかなか難しいものですよね。特にセックスについて改善策を語り合うなんていうことをしている日本の男女はほとんどいないでしょうし……。男性から「興奮度が足りないからコスプレしてくれ!」と頼むのも難しく(遺恨を残しそう)、かといって女性から「もっと興奮してもらいたくてコスプレしてみたの」なんていうのもなかなか恥ずかしいものです。
ただ、日本人はそうして性についての話し合いをないがしろにしてきたからこそ、セックスレスの夫婦やカップルが多いのも事実。あんなことしてみたい、こんなことしてみよう、と男女ともに積極的にセックスを追求できればまた違うのかもしれませんね。
スローセックスは、遅漏だからこそ楽しめる
オナニーのほかにも精神的なものから身体的なものまで様々な理由があると思いますが、セックスである以上、女性側のアシストもとても大事だと思います。遅漏だからこそ、楽しめるスローセックスを挑戦してみましょう。
「早くイかなきゃ」「途中で萎えないようにしなきゃ」など、遅漏男性はプレッシャーを感じています。つまり、射精まで焦りを感じてセックスに挑んでいるということですが、男女ともにオーガズムを感じやすいのは「リラックス状態」であること。ゆっくりとセックスを行える時間があればスローなセックスをお試しください。洋服を脱ぐまでの時間もイチャコラする時間を充分に楽しんだり、挿入まではちんこに触れないように(焦らし)してみたり、挿入まで、お互いにたっぷりと前戯やハグやキスをして安心感やリラックス状態を感じましょう。
◆挿入からはじまるセックス
逆に!早漏男性にはできない(してはいけない)のが、即・挿入。入念な前戯はあとに回して、先に挿入してしまうのも遅漏男性だからこそ楽しめるプレイです。
まどろみ(休憩)を入れる
1度挿入したら、どちらかがイクまでずっと挿入している方は多いと思いますが、休憩を取り入れることも大切だと思います。もしかしたら、遅漏彼氏の場合は「早くイカなきゃ」と休んではいけないと思っている可能性もあります。女性側から休憩を提案してみてください。ひと呼吸置くことで、また新たな気持ちで再スタートできるかもしれません。
女性側もずっとピストン運動をされてもイク気配がない相手に「長すぎる!」「もう早くイッてほしい!」と思ってしまうかもしれません。さらに、膣が乾きはじめていると感じた時にも休憩を入れたほうがいいですよね。そのまま続けてしまうと女性側が性交痛で苦痛になってしまいます。
「セックス中の休憩」で思い出したのですが……、重盛さと美ちゃんが「早漏も嬉しい」発言をしていた番組内で、おぎやはぎの矢作さんが小木さんに「こいつ遅漏なんだよ、2時間くらいするみたい」と暴露していたことを思い出しました。
▼重盛さと美「ゆっくり焦らしプレイが理想」に共感! 早漏も「嬉しい」
ひな壇女性タレントは「えぇー!!!」と驚いていましたが、2時間挿れっぱなしだと思っているのでしょうか。っていうか、みなさん、どうなんでしょうか。小木さんは「途中でコーヒーとか飲む」ことを説明したときも驚かれていました。私は激しく納得したのですが。
※休憩も含めてセックスの総合時間で、遅漏と言われているのか、そもそも遅漏のため休憩を取り入れているのかは不明です。
ラブホテルのように限られた時間内のセックスでは、悠長なことはしてられないのかもしれませんが、限られた時間でも「1度ちんこを抜いてみる」ということは、遅漏男性のプレッシャーを解放することにも繋がるのではないでしょうか。
環境を変えたり、ちょっとしたアイテムを使うのも◎
まず基本的にセックスをする場所が自宅に固定されているのなら、たまにはラブホテルに出かけてみましょう。自宅は安定を象徴するようなスペースであり、リラックスするにはもってこいですが、刺激という面では物足りなくなり、遅漏の原因になっているのかもしれません。
また、ラブホテルといえば「ローション」が置かれていることも多いです。ローションの力はすごいもので、これを使って男性のペニスを刺激すれば、私の経験上、大半の男性がイキやすくなりました。
これは遅漏の男性にも効果ありだと思われるので、遅漏彼氏に悩む女性はぜひ「あ、こんなのあるよ~!使ってみようよ!!」と無邪気に促しましょう。もちろんコスプレや電マなどローション以外のアイテムを使うのもOKです。
どうしても痛い、辛いときは伝えよう
私の友人の話ですが、遅漏かつテクニシャンの旦那を持ち、はじめこそ最高と言っていたものの、最終的にはセックスが苦痛になっていったという女性もいます。
体が気持ち良いだけのセックスでは苦痛になる女性も少なくないと思います。メンタル面で感じられなければどんなに身体が気持ち良くても辛くなりますし、人によっては膣が乾き、性交痛も出るでしょう。そんなときは、長く付き合っている相手であればあるほど、正直に伝えて話し合う機会を持つべきです。
「あなたとのセックスが辛い」と伝えれば、遅漏な彼や旦那は傷つくかもしれません。しかし、そもそも遅漏な男性というのはそのことを良いことだと思っており、たとえ早くイキそうなときでもグッと堪えてなるべく長いセックスにしている恐れがあります。
そのため、あなたが実は「もう少し早くイッてほしい」と思っていることを遅漏の彼に伝えるだけで、セックスが改善される可能性あり!「セックスが嫌いなわけではないんだけど辛い」という人は、ぜひ勇気を出して相談してみてください。