インタビュー

「ちんぽの食べログ」をTwitterで発信、ついにはAV監修まで! 暇な女子大生が「高学歴エリート」の膣キュンポイントを語る

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暇女さん監修AVは、7月14日発売!

 おひさしぶりです。川寄ふうです。以前、えろ漫画家ピクピクン☆先生へのインタビュー取材を通して、「働く」ということについて深く考えました。実は私にはもうひとつ、考えつづけている事柄がありまして。「どうすれば異性と出会えるのか?」というテーマです。

 私は人見知りで口下手かつストライクゾーンが狭いという「出会い三重苦」を抱えているため、イベントや合コンよりもマッチングアプリが向いているだろうと考え、真剣にスクリーンを凝視する日々です。アプリさえ使えば、私のような者にもありがたいことに異性からたくさんメッセージが来るんですね。つまり出会いのチャンスはたくさんある! なんなら、ありすぎる!

 問題は、あふれ返る異性のなかから自分にぴったりのひとりをどうやって選び出すか、です。どの男性に時間を割き、関係を掘り下げるか判断しなくっちゃなりません。言い換えますと、案件(男性)に優先順位をつけるスキル、それこそが我々マッチングアプリユーザー女性に求められているものです。そこで重要になるのが、「優先順位を決めるための判断基準」です。これには正しい答えなんてありませんから、自分で軸を定めるしかない。だから、むずかしい。

 人の顔なんて写真を何度もスワイプしているうちにゲシュタルト崩壊してきます。プロフィールを見たって同じこと。AさんもBさんもCさんも、みーんな趣味はフットサルでおいしいものを食べるのが好き、友人に薦められてマッチングアプリを始めてみました、ときたもんだ。ねえ、このなかに隠れているはずの私の王子さま、どれが貴方なの? どうやって貴方を見つければいいの? 誰か教えて!

 ……と、メッセージの山に押しつぶされて窒息しそうになっていたある日、私は、暇な女子大生さんを知りました。

「暇な女子大生」とは自称・高学歴専用膣ドカタこと慶應義塾大学4回生の女性が運営するTwitterアカウント。「ちんぽの食べログ」と称したこのアカウントには、彼女がマッチングアプリを使って出会い、セックスした相手のスペックと感想が記されています。

「出会い」というフィールドをあたふた転げまわるだけだった私には、暇な女子大生さんがマッチングアプリという獰猛な闘牛を制し、乗りこなす華麗なマタドールのように見えてなりませんでした。だってご覧よ、彼女のTweetを。

 彼女はマッチングアプリによって窒息させられることなく楽しんでいる、活き活きと。どうしてこんなにもサティスファクション(満足度)が高いのか? それはやはり、彼女の主体的な姿勢につきると思います。

エリートと出会って、優勝したい!

 暇な女子大生さんには、相手を選ぶ際の決まりがあり、それは東大、京大、一橋大、東工大、早大、慶大の現役学生および卒業生に絞ってセックスする、というもの。これは、単純に「エリートが好き」という彼女の性癖から設けられています。

 暇な女子大生さんのこの徹底した姿勢を「学歴コンプレックス」などと揶揄する声は多そうです。しかし、絶対外したくない唯一の条件をまず決め、それをクリアした人とだけ会うというのは、非常に賢明なマッチングアプリの使い方だと私は思います。理念もなしに、この人は顔がいいから会う、この人は飼っている猫がかわいいから会う、などとフラフラしていると、まず大量のメッセージの波に足元をすくわれます。さらに誰と会ってもなにかしら不足を感じる。果てにはとっても疲れて終わるのです。

 そう、暇な女子大生さんはマッチングアプリに使われることなく、使いこなしている。それは、選ばれるのを待つのではなく相手を選ぶという自立した姿勢、そして決断におけるブレない軸を彼女が持っているからできることなのです。

 自身の内面を見つめ心の訴えを知り、行動に移すーーこれは相当に頭のいい人じゃないとできないことです。さらに外野に何をいわれようとも自分の決めたルールは必ず守る、という求道者のようなストイックさも必要です。いつしか私は、そんな暇な女子大生さんが大好きになっていました。

 暇な女子大生さんに心酔するのは私だけではありません。2016年12月に開設されたTwitterアカウントのフォロワーはすでに21万人を超えています。

 そんな暇な女子大生さんが監修したAVが、来る7月14日にリリースされます。タイトルは『フォロワー数およそ20!! Twiterで話題のエリート喰い女子大生本人初監修AV!!素人膣ドカタと「ち●ぽのレビュー」をしよう!!』(KMP)。暇女ファンの私、見逃すわけがありません。

 内容は、暇な女子大生さんに憧れる女の子が、暇女さんとの面会を経てエリートとのセックスを目指して逆ナンに挑戦するというもの。私はAVビギナーなので、ついていけるか不安でしたが、楽しんで見れました! ぜひおすすめしたいです。

 そこで今回、初監修作品やご自身のことについて、暇な女子大生さんご自身にお話をうかがいました。「ちんぽ(男性の意味)」「優勝(セックスの意味)」など独自用語を駆使した暇な女子大生さんのお話、面白すぎて私は腰が抜けましたよ! みなさんも公共の場所で読む場合は気をつけてくださいね。

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