松居一代が公開したYoutube動画がすごい。松居といえば今年6月から「ブログがおかしい」とたびたび話題に。そもそも昨年12月の時点で、ブログでは唐突に過去の流産経験を明かしたり夫・船越英一郎を「帝王」と呼び出したり一人称が「あたし」に変化したりと異変が見られていたが、いよいよクライマックスだ。
6月から松居は、何者かに“尾行”されていると訴えてきた。ブログの記述によれば、4月21日に「旅立つ準備」をしていたところ(自殺を試みていたという)、“恐怖のノート”を見つけてしまい、彼女は1年5カ月にわたって尾行されていたことを含む“重大な真実”に気付いた。しかしブログ記事は頻繁に更新するものの、そのノートに一体なにが書かれているのか、誰に尾行されているのか、真実とは何なのか詳細を伝えないままの松居の様子は明らかにおかしく、「病院に行ったほうがいい」との声まで寄せられていた。
ところが、今回の動画、および明日発売予定の「週刊文春」(文藝春秋)記事にて松居が、その“真実”詳細をついに明かしたのだ。すべての伏線を動画で回収してきた松居一代には脱帽である。唸るしかない。というわけで、本稿では松居がUPした動画の内容を追ってみたい。
電波をキャッチしたわけではなかった?
まず1本目の動画をブログ上にUPしたのが 7月4日22時59分。ブログ記事のタイトルは「みなさん助けて お願いします」。
「こんな遅い時間にごめんなさい
大変なことが起きたんです
あたしは週刊文春に騙されたんです
ほんっとにひどい
助けてください
今一生懸命動画作ってます
お願いします」
冒頭から最後までおよそ20秒間、泣き声で訴えかけている。続けて7月4日の23時34分、松居はブログを更新。
「週刊文春にだまされました
大変な事が
起きてます
週刊文春に
だまされました
私を
助けてください
寝ないで
待っててください
もう少しで
Youtubeに動画をあげます
命をかけてます
お願いします」
不穏な空気オンリーの切羽詰った記事である。満を持して23時51分、Youtubeに動画がUPされた。10分38秒の動画でタイトルは『真実の告白 松居一代は 週刊文春に だまされました』。
内容を要約すると、松居が彼女の言う“真実”について自ら「週刊文春」編集部に記事化を願い、取材が敢行された。しかし完成稿を見せてほしがる松居に、編集部は「それは出来ない。でも完成した記事を読み上げることなら出来る」と回答。そのため松居は、印刷所への入稿前に読み聞かせをしてもらえるものと思っていたが、約束は履行されなかった。ゆえに「騙された!」と激怒している、ということだ。編集長・デスク・担当編集者にいくら電話してもつながらないので業を煮やして「あたしは14時59分タクシーに乗り込んで文藝春秋に向かいました」が、おそらく面会もかなわなかったのだろう。編集部も大変だ。「週刊文春」としては、記事を松居の一方的な言い分だけで綴るわけにはいかず、船越側の言い分も取材のうえ記しているはずである。そこに松居からケチをつけられたらいつまでも入稿できないため、完成原稿の確認を拒んだと考えられる。
松居は動画で、同誌への怨み節をきかせながら、こんなことを口走っている。
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この1年5カ月本当に苦しく毎日泣いてばかりいました
あたしはもう死のうと思ったんです
愛する息子と 夫の船越栄一郎に(←憎悪を込めた発音で)遺書を書いたんです
でもそのときあたしは見たんです
すべてが書いてある恐怖のノートを見たんです
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そうそう、その恐怖のノートって一体何なの? ブログ読者が気になっていたであろうノートとは、なんと……夫・船越英一郎が書いたノート(2冊)だった……! というわけで、2本めの動画にうつろう。この動画こそが、松居の発信してきた伏線をすべて回収した内容となっているのだ。
日付が変わり7月5日の早朝4時14分、松居はブログを更新し、Youtubeに『妻・松居一代を欺き続けた船越英一郎裏の顔』なる動画を公開した。23分間の動画だ。冒頭にバイアグラの画像。つい先ほど撮影し、大急ぎで編集されたものらしい。
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今の時刻は2017年7月5日深夜の12時34分です
こんな動画を皆様にお見せしなきゃいけない
とっても心苦しいです
文春が「真実」を書いてくれなかった
だから自分で、この動画によって「真実」を伝えます
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その「真実」とは何かというと、「あたしの夫、船越英一郎のことです」。
やっぱりそうなのか。
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彼と出会ったのは1996年でした
テレビショッピングの司会として初めて出会ったんです
出会った瞬間からあたしは素敵な人だなと思いました
それからずうっとあたしは彼を愛し続けて
彼が俳優として上に行ってくれることそれだけを願って妻として生きてきました
2001年に結婚したときには船越の両親にとてもとても反対されました
お父さんは日本刀を抜きました
でも船越はあたしと息子を守ってくれたんです
年上でバツイチで子連れのあたしを妻にしてくれました
息子を自分の子どもとして籍に入れてくれたんです
あたしは本当に彼には感謝で感謝でもう言葉では表現できないくらい夫の船越に感謝をしていました
彼を信じていました
彼は絶対あたしを裏切らないと思っていました
一生添い遂げるんだと思っていました
でも、船越英一郎はあたしを裏切っていたんです
それも大変恐ろしいことをして、あたしを裏切っているんです!
裏切りながらまるで紳士のような顔をしてテレビに出ていますけれどとんでもない男です
あたしはここで船越英一郎の裏の顔を、本当の奴の顔をここでお話します!
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松居一代の真の敵は「文春」ではなく、船越英一郎だった。過去の「女性セブン」(小学館)を6冊並べ(すべて船越と松居についての記事が載っている号)、「あたしはとっても苦しんできました。この女性誌に嘘を並べたてられて本当に苦しんできました。恐ろしい尾行でした」と吐露する松居。なるほど、“尾行”は、「女性セブン」取材班による尾行をさしていたのか。そう、これは言ってみれば、あの不可解なブログに散りばめた謎についての謎解き動画だ。
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一番最初に出たのはこれでした(女性セブンの記事見出しを指して)
「船越が耐えて忍んだ15年」、この記事が出たんです
あたし自身が一番びっくりしました
この記事が出ることが船越のノートに書いてあったんです
あたしが徘徊しているということがこの週刊誌に書いてありました
徘徊なんてしてません、この写真はあたしがスーパーマーケットから出てきた写真です
でもこの記事のことも船越は以前からノートに書いていたんです
「ポルシェ夫におねだり」(という女性セブンの記事を指して)
この頃からあたしは大変おかしいと思ってました
仕組まれてると思ったんです
だから新車がきたときお不動さんにお祓いに行くことを船越にしか言わなかった
尾行されてないことを何度も何度も確認しています
ところがです、(女性セブンに、そのときの)写真が載っているんです
これは普通写真を撮れるような場所ではありません
とてもショックでした
本当に何が起きたのかわかりませんでした
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このように、松居は、船越が「女性セブン」記者に頻繁に情報提供して松居がおかしな嫁であると印象づける記事を書かせていた、と説明。大変なショックを受けたという。
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それでもあたしは夫を愛していました
生涯この人と添い遂げたいとあたしは思っていました
彼のためならあたしは命を投げ出せる
そんな船越は、元気そうな顔してテレビに出ていますが、大変な糖尿病です
2型の糖尿病にかかっています
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いきなりの糖尿病告白! しかしこれもまた、その後の衝撃告白の伏線だった。
糖尿病です、バイアグラです、そしてとっても仲の良い私の友人とのセックスです
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皆さんこの表を見てください、これです
あたしはあまりにも彼が心配でずっと表にしてつけていました
2008年です
東大病院の日本一といわれる人間ドックを受けてもらったら糖尿病だとわかったんです
でも彼はまったく治療しようとしません
あたしはすごく心配で何度も治療してほしいと、あなたがいなくなったら…とすごく言いました
でも彼は聴く耳を持ちませんでした
それは健康食品のイメージキャラクターを務めていたからです
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なるほど。船越は「やわた」のブルーベリーサプリメントのイメージキャラクターを務めている。
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船越とホリプロはテレビの前の皆さんを騙し続けてきたのです
2015年ですみなさん、2015年にはHbA1c(ヘモグロビン・エーワンシー)値が9.3%です。9.3まで上がってしまったのです
あたしはもう仕事どころじゃないと。夫になんとか入院して治療してもらいたいと
あたしと息子のためにとそう思って、順天堂大学病院の特別室をお願いしました
でも彼はそれでも治療を一切しなかったんです
(健康サプリ広告の)契約金は約2500万でした
彼はあたしに「契約金がなくなったらどうするんだ」と言い続けてきたんです
彼はまったく治療をしないのでその間に顔面麻痺に二回襲われました、体重も減ってきました
いくら言っても聞く耳を持たなかったんです
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ここからが佳境だ。松居は船越の下半身事情を明かしていく。
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糖尿病になるとどうなるか皆さんどうなるかお分かりですよね。
男性は残念ですが、勃起不全になります
船越は2008年から勃起不全でした
でもあたしは彼を本当に愛していましたので夫婦生活がなくったって手をつないで寝てるだけで幸せでした
彼がそばにいるそれだけであたしはうれしかったんです
でも、あたしは大変なことを知ったんです
2015年の春からです
夫の船越英一郎は……
皆さん、バイアグラってご覧になったことありますか
これです
厚生省で日本で許可が出てるのは50mgです
彼が飲んでいるのはその倍です 日本で許可が出ていない100mgのバイアグラを頻繁に使ってセックスをしてるんです
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糖尿病であること自体、非常にデリケートかつプライベートな事柄で、家族だからといって勝手に周囲に暴露していいものではない。ましてや船越はタレントである。それが「日本で許可がおりていない強力なバイアグラを使ってセックスしている」ことまで暴露されるとは、もはやリベンジポルノそのもの。いや、松居は明らかに、船越への復讐のつもりでこの動画公開に踏み切っているのだろう。松居の独白は、まだまだ続く。
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皆さん、彼の顔をよくみてください
3年前の顔と今野あのにやけた顔まったく違います
このバイアグラを飲み続けて女性とセックスし続けて妻を裏切り続けて彼はサスペンスの撮影をしていたんです
皆さん、バイアグラは怖いです
日本で許可が出ていない100mgを船越英一郎は飲み続けているんです
もう飲んで2年半近くになります
こんな恐ろしいこともありました
去年の10月11日でした
彼はハワイで国産米「つや姫」のキャンペーンをするために山形県知事や県会議員の皆様とハワイに行きました
昼間は皆さんとキャンペーンをしていました、しかしです、夜はハワイでこのバイアグラを使ってセックスをしまくっていたんです
どうもこの100mgを使うと、10時間近くの勃起があるそうです
羽田空港から戻ってきてその夜は主人のマンションで二人で寝ることになったんです
深夜2時半すぎでした、
船越が心臓を押さえてハァァァ~って言ったんです
あたしはぐっすり寝てたんですけどあまりの悲鳴に飛び起きました
すると彼の体はもうバケツで水をかぶったようにドボッドボになっていたんです
寝ていたシーツも絞れるくらいドボドボでした
本当にあたしはもう救急車呼ばなきゃいけない、そんなくらいでした
彼の背中をさすって
(バイアグラの)副作用が出たんだと思います
(バイアグラは)心臓に負担がかかる
まして糖尿病です
2015年はヘモグロビンA1Cが9.3まで上がってる人です
その人がバイアグラ100を飲んでるんです、そりゃ心臓もかわいそうだと思います
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それにしても、どうしてバイアグラを常用していることが松居にバレたのか。船越、ツメが甘すぎたのである。
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彼は平気でこれ(バイアグラの空きシート)をこういう、ゴミで捨てるときにこんなふうに(アイコスのヒートスティックの空き箱の)中に入れて、(家族の)共同のゴミ箱に捨てていたんです
考えられません
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これが本当だとしたら、そりゃあバレる。
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それが芸能人・俳優・船越英一郎のすることかと思います
身を隠してバイアグラ100を飲み続けて
セックスし続けているんです
そして自分は被害者のような顔で離婚をしようとしているんです
私を悪者に仕立てて、自分は被害者です
被害者のような顔を装って離婚をしようとしているんです
そしてあたしの財産を奪い取ろうとしています
それが、この、ノートです
この船越英一郎のノートに書いてあったんです
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不倫・離婚・財産強奪計画をノートに書き残してしまうなんて、船越……。普通そんなことするだろうか? 関係ない記述を、松居が先入観を持って読み進めたがゆえに誤解してしまった可能性もあるのではないか。
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あたしは2017年4月22日、もうあまりの」つらさに命を絶とうと思いました
年老いた両親も残して息子も残してあたしは命を絶とうとしたんです
死に場所は船越のマンションにしようと思いました
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さて、船越は松居との自宅から徒歩1分のマンションのほか、お台場にある会員制リゾートホテル東京ベイコート倶楽部にもよく泊まっているそうだ。
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夫はその日もベイコートに泊まっていました
何度ベイコートの下であたしは朝まで泣いて過ごしていたかわかりませんでした
死のうと思っていたわたしがこのノートを…
見つけた
このノートの中に、あたしがおかしいと思っていることがすべて書いてありました
あたしの財産を、女と一緒に奪い取ろうとしてることまで書いてありました
週刊誌の情報も第一弾、第二弾と、発売前から書いてありました
彼が犠牲者のような顔をして分かれるためには嘘を並べ立てる必要があったんだと思います
相手の女性は、私のとっても仲の良い友人。親友でした
彼女はゴッドハンドと呼ばれるエステティシャン。ハワイのカハラに住んでます
彼女にはご主人がいます、幼いお嬢さんもいます、家族ぐるみでお付き合いしてました
でもいつのまにか、あたしの夫とあたしの非常に仲の良い女友達が、このバイアグラを使ってセックスする仲になっていたんです!
信じられませんでした
本当に夢を見ているようでした
でもこの話はハワイでは知らない人はいないそうです
ハワイの友人から何度も電話がかかってきました
「知らないの? 夫婦気取りでいるわよ」って
でもあたしは夫が帰ってきてくれたら、また二人で過ごしたい、全部忘れようっとそう思っていたんです
それぐらい大事な大事なあたしの夫だったんです
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吉川ひなのや梨花も、そんな船越の姿を見てたんだろうか。「船越さん不倫相手といつも一緒だな~」って。
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人妻です。彼女は子どもがいるんです。その女性とセックスをし続けたわけです
そしてこのノートにです。彼女の来日記録はしっかりと書いていました
そしてこれが船越英一郎のパスポートです
信じられないくらいハワイに行っていたんです
あたしには何も告げずほんの数日でも彼はハワイに行ってました
彼女は虎ノ門ヒルズでエステの部屋を借りてます
夫はそこをずっと訪れ、そして二人でわからないようにベイコートに身を隠してセックスをし続けてきたんです
糖尿病です、バイアグラです、そしてとっても仲の良い私の友人とのセックスです
あたしは苦しみました
1年5カ月本当に苦しみ続けました
この週刊誌にずっと並べ立てられてあたしは本当に谷底へ突き落とされてきたんです
でも全部を知ったんです
死ねませんでしたぁ…
だからどうしたらいいんだろうと考えたとき、船越英一郎が所属するホリプロの圧力に勝てるのは週刊文春しかないと思ったんです
だから一通の手紙を新谷編集長に書いたわけです
でもあたしは裏切られました
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動画の最後は、「2016年11月14日早朝に撮影されました」という船越のプライベート動画で締め括られる。
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船越:浮気をしていません。
松居:ほんとですか?
船越:はい
松居:神に誓いますね?
船越:はい
松居:あたしはあなたのことを世界で一番愛しています
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すごい編集センスだ。しかも、バイアグラのシートや船越ノートなど、おそらく1年5カ月前から淡々と証拠集めをしてきた松居。サレ妻の星である。
松居の言い分を要約するとこうなる。
■恐怖のノート=船越が離婚計画などを記していたノート
■尾行=女性セブン取材班の尾行
■真実=船越が糖尿病にもかかわらずバイアグラ(日本未発売の強力な100mg)を服用し、松居の友人である人妻と不倫セックスを繰り返している。そのうえ女性と共謀して松居を陥れ、離婚を成立させて松居の財産を奪い取ろうとしている。
■1年5カ月前に何があったか=不倫されていることに気づいた
■今年4月22日に何があったか=ボロボロになり、船越のマンションにて自殺を試みたところ、船越ノートを発見。そこには船越自身が「女性セブン」への情報提供を行い夫婦不和の記事を出させていたことなどが書かれていた。これにより、松居は告発に至った
ただ、これがすべて事実かどうかはわからない。あくまでも松居にとっての“真実”であり、船越サイドから見れば別の景色が広がっているかもしれない。そこに何らかの誤解、事実誤認がないとは言えないのだ。
そして明日7月6日発売の「週刊文春」には、松居が「完成原稿を見せてもらえなかった!」と憤る件の記事が掲載される。おそらく、船越・松居、双方の食い違う言い分が明かされているのだろう。同時に、「女性セブン」には、船越サイドからの離婚申し立てに関する記事が載る予定だ。どちらも通常より売れるのではないか。松居動画の宣伝効果は高そうである。
(清水美早紀)