俳優たちの貴重な一瞬をとらえた写真集。現実の時は確実に流れていますが、写真集の中にはその時にしか見ることの出来ない表情や仕草が詰まっています。カメラが収めたイケメンの永遠を、写真集から見ていきます。
お尻がプリッとしている!
演技派俳優として各方面から評価を得ている鈴木亮平さん(34)ですが、彼と言ったらその肉体でしょう!! ムッキムキ~でバッキバキ~な身体でしょう!! そんな鈴木さんの裸体が拝むことが出来るのではと、下心たっぷりに2014年発売の写真集『FIRST PHOTO BOOK 鼓動』(キネマ旬報社)を開きました。
鈴木さんを一気に有名にしたのは、写真集の発売と同年に放送されたNHK朝の連続テレビ小説『花子とアン』。この作品で鈴木さんは吉高由里子さん演じるヒロインの夫役を演じました。でも、個人的に鈴木さんの作品でオススメしたいのは、13年公開の映画『HK 変態仮面』。この作品で鈴木さんはほぼ裸体のヒーロー・変態仮面を熱演、紐のような白い水着から溢れんばかりの筋肉は眼福としか言いようがありません。いやまあ頭にパンツ被っているし、おまけに網タイツも履いているんで、かなりヤバイ格好なんですが、鈴木さんの筋肉を拝める良い作品です。あと、14年の映画『TOKYO TRIBE』の時の筋肉もかなり良きなんですよ~。実は筆者はあんまり筋肉フェチではないんですが、鈴木さんの筋肉については、映像越しでもキレイだなって思っていました。
とにかく良い筋肉を育ててらっしゃる鈴木さん。その中で今回の『鼓動』なのですが……裸のカットが思ったよりも少ない! おいどうなってる! 責任者を出せ! 帯に「各回から絶賛される肉体美はもちろん」って書いてあったじゃんか(※ただのクレーマー)!
いやでも、映画で出し過ぎましたからね。写真集では少ないくらいがいいのかもしれません。筋肉隆隆な裸のカットは約10カット収録されていますが、やっぱりどれもマーベラス! なんかもう、美術品の彫刻みたいです。あと『変態仮面』の時も思ったんですが、鈴木さんのお尻って桃みたいにプリっとしていて、なんだか可愛らしいんですよね。ムキムキな身体とのギャップがこれまた最高。これもケツ筋を鍛え上げたからこそなんでしょうか。ほっといたら人間、ダラ尻化していく運命にありますものね(男も全員そうなんだぞ!)。
写真集は白いシャツにジーパン姿、スーツ姿、浴衣姿など、服を纏っているカットのほうが多いんですが、「あの服の向こうにはあんな身体が秘められているなんて!」的な見方をすると、それはそれで楽しかったので追記しておきます。
この写真集は写真のほかにも、鈴木さんの2万字インタビューや『HK 変態仮面』の福田雄一監督、『TOKYO TRIBE』の園子温監督らが鈴木さんの役者像・人間像を語るページがあるなど、読み物としても充実しています。
そういえば鈴木さんって、作品の役柄に合わせて筋肉と体重をコントロールしているっていう有名な話がありますよね。『HK 変態仮面』の時は、体重を15kg増量してから脂肪を落として完璧な筋肉に仕上げたり、一方で15年のドラマ『天皇の料理番』(TBS系)では病弱な役を演じるのに20kg減量したり。ストイックすぎる。
福田監督も本書の中で彼のストイックさを評価していました。しかも福田監督いわく、鈴木さんは『変態仮面』の原作を読んで、「変態仮面はお尻がプリッとしていなければいらない」「筋肉ムキムキでも、お尻は柔らかく見えないとかわいげがないし、萌えない」と言って、見事それを己の身体で再現したそう。
鈴木さんのキレイなお尻は、変態仮面のおかげだったのか……! すごすぎるぞ、鈴木さん! ありがとう、変態仮面! ありがとう、あんど慶周さん(原作者)!