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ファッションとK-POPのイベントが、出演者へのギャラ未払いで中止。黒幕は誰?

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突如、SGCのHPに中止のお知らせが。

 K-POP界隈は詐欺まがいの事件があとを絶ちません。今年起きた最もビッグな詐欺事件といえば、62728日の両日にわたって横浜アリーナで開催予定だった「SGC SUPER LIVE IN JAPAN 2017」でしょう。テレビのワイドショーでも取り上げられたので、ご存じの方も多いはず。ざっくり説明するなら、直前になって出演予定のアイドルが次々と不参加を表明し、土壇場で主催者が中止をアナウンス。あまりのドタキャンぶりにファンがみな激怒したというものです。

 アイドルが出演をキャンセルした理由は、主催者サイドの契約違反、端的に言えば、ギャラが払われていないことでした。前金でもらうことが通例であるK-POP界、予定されていたアイドルの事務所が出演をキャンセルするのは当然のことでした。

 ファンの怒りは、日本側の主催者で台東区にあるI社に向かいました。ところがI社サイドは「自分たちも被害者」と主張。アイドル事務所と契約を結んでいるのは、韓国にあるSGCという会社で、I社はSGC社にギャラを支払っているものの、SGC社がそれぞれの事務所に払っていないことが発覚したのです。

 SGCとは「ソウル・ガールズ・コレクション」の略。東京ガールズコレクション(TGC)のパクリ風なネーミングからして、そもそもうさん臭いわけです。コンセプトはFASHION×K-POP CONCERTで、「アジア各地で絶大な人気を誇る韓流エンターテインメントショー」が謳い文句。日本では2013年に続いて二度目の開催となる予定でした。前回のライブを見た韓流雑誌編集者はこう語ります。

非は、日本のI社にあるのか?

TGCはショーを見て、スマホですぐ買えるというのがウリですが、SGCのショーは見ても買いたいと思うものはありません。そもそも来場者はK-POPのファンなので、ファッションショーなんてなくてもいい。KARAFTISLANDといった集客力のある大物もいましたが、会場はガラガラ……。話題は2017ミス・ユニバース日本代表に選ばれた阿部桃子さんがモデルとしてステージに立ったことくらい。ご存知ありませんか? テレビリポーターの阿部祐二さんの、娘さんです」

 前回はメルセデスがスポンサーになったのですが、K-POPファンに宣伝効果はなかったでしょう。会場入り口には高級そうなメルセデスが鎮座しましたが、結局、K-POPアイドルがボンネットにサインをする程度の使われ方しかしなかったとか。この編集者は、とにもかくにもグダグダな印象しか残らなかったといいます。

「その記憶が薄れかかったところで起きた、今回の事件。韓国のSGC社の悪評はよく聞きますし、今回もアイドルに払うべきお金を自分で持って逃げてドロンってことでしょうね」

 さて、矢面に立つことになった日本のI社は、広告代理店業をメインにしています。で、ここのT社長のお話が動画サイトにアップされており、それを聞くとI社はファンを騙すような会社じゃないってのがよく伝わってきます。

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