カラダ・美容

神出鬼没な陰毛お化けを5回の通院で成仏させる!はじめてのVIO脱毛レポ

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こんにちは、山ちゃんです。

今回は今までのプチ整形……ではなく、夏に向けて気になる医療脱毛に体験をしにリゼクリニック新宿院へ行ってきました!

しかも、VIOゾーン……!

 

皆さんご存知でしょうが、VIOとはデリケートゾーン(お股から肛門にかけて)。
夏に水着を着る方は気になる部分でしょうし、水着なんか着なくてもお手入れしている人が増えている傾向にあるようです。
海外ではアンダーヘアーをお手入れするのが当たり前だそう。

私は根暗なので海行って水着着る機会なんて一切ないのですが、陰毛という存在が好きではなく、無くしたいと思っていました。

陰毛って見た目も綺麗じゃないし、部屋に落ちてたりすると腹立つし(へ?なぜここに?という神出鬼没さが怖い)、生理時は陰毛に血が固まったりするし、陰毛がある方が臭いとかもキツくなりそうだし、皮膚に陰毛が当たってチクッとして街中で陰毛のポジションをずらしたくなる衝動に駆られることも時々あるし……と、こんな感じで陰毛の悪口を言い始めたら止まらないのですが、昔から陰毛だけは要らないな~と思っていたので、カミソリで剃毛したり、ブラジリアンワックスのサロンに34回ほど通ってみたり、家庭用脱毛器で気づいたときに照射してみたりしていました。

 

基本的にクソズボラなので気が向いたときにしか家庭用脱毛器を当ててなかったのですが、それでも数年かけて毛量は少なくなってはきていました。

(陰毛は気に掛ける癖に、腕の毛とか足の毛とかは気にならないので(無害だから)完全に股間専用脱毛器と化していた。)

 

それでも、まだ生えてくる陰毛の生命力の強さにひれ伏していたところなので……、このたびついに医療脱毛できる喜びに満ち溢れています……!

 

でも、医療脱毛は「痛い」って風の噂で聞きますよね。痛みに弱い私・山ちゃんが、数分では終わらないであろう脱毛時間に耐えられるのか? ちょっとドキドキしながらリゼクリニック新宿院へと足を運びました。

医療脱毛のしくみとリスク

クリニックに来る前に、自分でVIOゾーンの毛を剃ってきてください、とのことだったので一応剃っては来たものの、なんせ自分の肉眼では見えにくい部位なので剃り残しが絶対あるはず……と不安を感じていました。でも、剃り残しがあっても施術者が剃ってくれるそうなので、大船に乗った気持ちで自己剃毛をしてクリニックへ行けば大丈夫なようです。

まず個室へ案内され、麻酔クリームを股間に(自分で)塗ります。ゴム手袋、麻酔クリーム(新品未開封)、ラップ、紙ショーツを渡されるので、ジーパン&パンツを脱ぎ、ゴム手袋をつけて剃毛仕立てのお股に塗り塗り。その後、こんな感じでいいのかしら? と思いながらもラップをV&Iゾーンと、Oゾーンに分けて貼り、紙ショーツを履きました。

ゴム手袋、麻酔クリーム(新品未開封)、ラップ、紙ショーツ

ゴム手袋、麻酔クリーム(新品未開封)、ラップ、紙ショーツ

なんでも麻酔が効き始めるまでに30分くらいかかるそうなので、カウンセリング前に塗っていた方がよいそうです。

その後、お姉さんが来て「麻酔クリームは全部使い切るほど塗っちゃった方がいいですよ♪」とアドバイスをいただいたので、再度、股間へ塗り塗り。全部使い切るって、結構たっぷり塗らなきゃ使いきれない! かなりたくさん塗り重ねます。

たっぷり塗ったお股にラップを貼り、ジーパンを履くって何とも言えない感触……! そんな新感覚お股のままカウンセリングに入ります。何度か通っていてカウンセリングがない人は、クリニックで塗ってから待合の椅子で30分待つ人もいれば、お家から塗って仕込んでくる人もいるそうです。本当は1時間前に塗るのが一番効果が出て良いそうです。仕込んでからクリニックに行く途中に事故には合いたくないですね……病院で服を脱がして股にラップしてたら救命医療の現場もクリビツかもしんない!

カウンセリングルームに入ると、お上品な女性ドクターが。
大地先生、よろしくお願いしますっ!

まずはいろいろ質問を受けます。

先生「山ちゃんさんは家庭用脱毛器を使われていたという事ですが、最後に使ったのはどれくらい前ですか?」

山「最後に股間に当てたのはおそらく3カ月前くらいですかね……」

先生「3カ月前くらいなら普通に生えてると思うので大丈夫ですね。脱毛器を頻繁に当ててて肌荒れを起こしてしまってる方も時々いらっしゃるのですが、大丈夫ですか?」

山「はい、肌荒れしてないです」

先生「光とか金属のアレルギー、ケロイド体質だったりしないですか?」

山「はい、ないです」

先生「VIOは日焼けしてないですか?」

山「はい、してないです(だってインドア派だし…)」

先生「毛抜きとかは使ってないですか?」

山「あ~たま~に気づいた時に使ってますね。Vゾーンの上の方のVゾーンの始まりくらいの部分です。でも、3~4本抜くくらいですね」

先生「最後に毛抜きを使ったのは?」

山「ん~~1カ月くらい前ですかね…(うろ覚え)」

先生「1カ月経っていれば大丈夫ですね。毛根がないところにレーザーを当ててももったいないのですが、そのくらい経っていれば抜いたところも毛が生えて来ているはずなので問題ないと思いますよ。タトゥーは入ってますか?」

山「ないです」

先生「山ちゃんさんはピルを服用してるということですが、どのくらいの期間飲んでますか?」

山「3年くらいですかね」

先生「そうなんですね。ピルを長く飲んでらっしゃる方は、レーザーを当てた時にレーザー焼けと言ってシミになったりすることがあるんです。そのリスクが、飲んでいない方に比べて多少高まる可能性があります。でも、たとえシミになっても、レーザーを当てるのをやめれば、お肌のターンオーバーで徐々に消えてはいくと思います」

このような感じで問診は終わり、引き続き医療脱毛について詳細な説明を受けました。

[レーザー脱毛について]

リゼクリニックではレーザーを扱っているそうで、レーザーの機械は医療機関でないと扱えないそうです。なので、エステサロンで扱っているのは光の脱毛器だそう。(私が持ってる家庭用脱毛器も光)

尚、エステサロンとの違いは他にもあり、毛穴の中にある毛が生えるのに重要な細胞を破壊する行為というのが医療行為になるのでエステサロンだと法律で禁止されている。

なので、エステサロンでは破壊しない程度の弱い光を当てているそうで、何十回と通えば細胞が弱る事はあるので一時的に毛が細くなったり、生えるスピードが遅くなることはあるそう。

エステサロンで永遠に生えなくなる施術を行なうのは法律違反。そのため、いわゆる「エステで永久脱毛は不可能」だそうです。

医療機関では、こう言った細胞を破壊するためにレーザーを当てるので、いわゆる本当の意味での脱毛が可能なんだそうです。

リゼクリニックでは、レーザーの機械を3種類用意しています。

Vゾーンは幅が広いのでヘッドが大きいものも使えるのですが、IとOが細かい作業が必要になるのでヘッドが小さいものが適しているようなのでヘッドが小さい機械で行うそうです。

今回私はヤグレーザーという機械を使います。

5回通う中で機械が変わったとしても(お肌の状態や毛の太さに合わせてチョイスするそう)、脱毛の効能などは変わらないそうなので安心。

レーザーを当てると黒いメラニンに反応してレーザーが熱に変わるようで、その熱を使って細胞を破壊するので、毛自体が黒くて太い方が熱になってくれるんだそう。

毛が細いところは、その分レーザーを強く当てて熱を出すそうです。

レーザーを強く当てたいと思っても、日焼けして黒い肌になっていたり、大きなシミがあったり、ニキビや怪我をした跡などの色素沈着があったりすると、そこにメラニンが溜まってるので、レーザーを強く当ててしまうと、そこが熱になって火傷してしまう恐れがあるそうです。なので、そういうところがある場合はレーザーを弱めにしなければならない場合があるようです。また、大きなホクロがある場合は、避けたりテープを貼って隠したりするそう。こういったレーザーを当てる上での障害がない方が、すべての毛根にレーザーをしっかり当てられるわけなんですね。

[脱毛の効果があるのは、成長期の毛]

成長期の毛にしか脱毛の効果はないので、成長期のその後の退行期→休止期の間は開けておく必要があります。最低8週間間を開けての来院目安になるそうです。

その間に家庭用脱毛器や毛抜き、ワックス脱毛、除毛剤を使ってしまうと、次にレーザーを当てる時期に成長期の毛根じゃなくなってなくなってしまうので控えた方がいいそうです。

脱色もしてしまうと、レーザーが反応しなくなってしまうので、それもNG。

剃るのは大丈夫そうなので、気になったときは剃るので対処しましょう。

回を重ねると段々と毛が少なくなっていきます。自己処理が楽になったと言われる回数が平均で5回のため、リゼクリニックのコース設定は5回になっているとのこと。もちろん個人差があるのですが、途中、毛が少なくなってきた時期にどれだけしっかりとレーザーを当てられたかで効果が違ってくるので、日焼けはしない&お肌の状態をなるべく良好にしていた方が良いそうです。特に乾燥が強いとレーザーが強く当てられないそうなので、保湿もしっかりとしておきましょう。

段々と生えなくなってくるので、後半になってくると間の期間を延ばしていくそう。それは成長期の毛が出揃うまで、ちゃんと待ってからレーザーを当てた方がしっかりと効果が出るからだそうです。

[麻酔について]

VIOは脱毛の中でも一番痛みが出やすい敏感な部位。麻酔を希望する人も多いようです。麻酔に関しては毎回、別料金の3,240円がかかります。麻酔には2種類あり、笑気ガスか肌に塗るクリームのもの。もちろん、VIOゾーンでもどちらの麻酔も使わない人もいるそうです。

笑気ガスはマスクを使用し吸い込むタイプの麻酔。基本的には笑気麻酔はVIOのときだけに使うようです。全身麻酔といっても、完全に眠るような麻酔ではなく、ボーッとするくらいなのでリラックス効果があるといった感じだそう。食べ物が胃の中にあると、中には気持ち悪くなってしまう人もいるそうで、飲水制限がかかってきてしまうので、使いやすいのはクリームのようです。

施術中のおりものやニオイは気にしなくて大丈夫!

さて、ここからは私が質問をぶつけていきたいと思います!

Q.リゼクリニックが医療脱毛が可能なのは、お医者さんがいるから?

「そうです、私も医者です(笑)。医療機関というものは医者がいないと出来ません。医者の指示の元、リゼでは医療従事者(以下、看護師)が施術をしています。医療機関でもレーザーを使わず光を使っているところもあるようですが、しっかり脱毛するならレーザーでの施術が良いですものね

Q.VIOの残したい毛は、事前に自分で剃るときに剃らなくてもいいんですか?

「はい、そうです。でも、当初の状態の毛の濃さで残すという人は少なくて、残す毛も薄くする人が多いんです。そういう方は最初は全部剃ってきて全部にレーザーを当てて、生えてきた毛の状態を見て、このくらいで良いかなっとなったら、今度来院するときは剃らないで残してきてくだされば、剃ってきた部分だけをレーザーで当てます」

Q.施術する人は全員女性の看護師さん?

「はい。ここの新宿院は女性専門院なので女性看護師しかいません。他のクリニックの場合、男性患者様も受け入れているところがありますので、そういったところには男性看護師もいます。女性の看護師さんに当ててもらうの恥ずかしいという男性の方もいらっしゃるので」

Q.VIOの施術中に、おりものとかが出てしまったら…という心配があるのですが。

「その心配される方、結構いますよ。そういった場合は看護師がお声がけして、ガーゼとかで拭き取らせていただきますので大丈夫ですよ。なので、気にすることはないですよ」

Q.VIOの毛を事前に自分で剃るけれども、Oとかだとなかなか自分では完璧に出来なくて剃り残しがあると思うのですが…。

「基本的にはツルツルに剃ってきて頂くのが理想ではありますが、無理して剃刀負けなどしてレーザー当てられなくなるのも良くないのでね。照射の時間内で、最終的な毛の確認や剃り残しの処理など看護師がするので大丈夫ですよ。ただし、たくさん残っていると照射時間が削れてしまうので出来る範囲でお願いしたいです」

Q.毛を剃るのは前日の夜がベストですか?

「それも人によります。剃って赤みが出るのが、すぐ出る人もいれば翌日になってから赤みが出る人もいます。基本的には前日の夜がいいのかな、とは思いますが、肌の状態や毛の伸びるスピードなど個人差がありますので、その方に合ったタイミングで剃ってもらえれば、と思います」

ーーあの~私、バタバタしてて剃ったのが数時間前なのですが、大丈夫ですか?

「大丈夫ですよ。赤みが出てたりとかしなければ大丈夫です」

Q.敏感肌の人は照射後の痛みが出たりするものなのですか?

「痛みが出るということはありません。敏感肌といっても、いろんな形があると思うのですが、例えばレーザーの光にアレルギー反応が出てしまった人は今後も毎回出てしまいますよね。ただし、体調が悪いときに当てて症状が出てしまうこともあります。今まで大丈夫だったのに、体調が悪くて今回だけ出ちゃうということもあります。その時は相談していただいて、体調を整えて来院してもらうとか、例えば機械を変えてみるとか、そういった対応もします」

Q.イボ痔などの痔がある人は、どうしましょう…。

「特に問題はありませんよ。ただし、切れ痔だと傷があるので、そこは照射が出来なくなります。なので、切れ痔の方は傷口を避けて照射していきます」

Q.VIOに照射してもらうときに、お股の匂いが気になるのですが…。

「私たちは全く気にしないですよ。でも、ご本人が気にする場合もあるので、直前にトイレでをウォシュレットをする方もいらっしゃいますし、ウェットティッシュで拭かれる方もいらっしゃるので、それはご自身が納得する形でして頂ければ、こちらとしては何も気にならないので大丈夫ですよ」

Q.VIOを脱毛される方は最近多いんですか?

「人気の部位ではあるのですが、最近というよりも昔からされる方はいましたね。私の感触としては、最近は年配の方でVIOされる方が多くなってきているかな、という印象です。若い方は全身プラスVIOやお顔の脱毛をされる方が圧倒的に多いのですが、ある程度年齢がいった方は全身をやる方は多くはないので、VIOだけという方が少し増えている思います。40代、50代になると親御さんの介護をされる方が多く、そのときに下のお世話が大変で、自分が介護される側になったときに手をかけさせないようにする、という気持ちからVIO脱毛に来られる方が多いんです。いわゆる、いま流行りの「介護脱毛」ですね」

Q.VIO脱毛で、完全無毛にする人と毛を残して脱毛する人の割合は?

「ここのお客さんで見ると、全部無くすのは4割くらいですね。最初は残すつもりでいたけど、やってるうちに全部無くしたいと思うという方も多いです」

大地先生、丁寧にお答えいただき、ありがとうございました!

では、次はいよいよ施術編へと続きます。

山ちゃん

自分の興味があることしか身体が動かないため定職にも就かずフリーランスで細々仕事して食いつないでいるアラサー。基本的に金がなく引っ越しもできない。