7月10日に放送された『しゃべくり007』(日本テレビ系)にKinKi Kidsの堂本剛(38)が出演。その私生活がすっかり“仙人”じみている、と評された。
冒頭から「周りから仙人と呼ばれているジャニーズ」と紹介された剛。この日は肩より少し長い黒髪を後ろで縛り、全身を黒で統一したゆったりとしたファッションで登場。くりぃむしちゅーらは「ほんとに仙人っぽくなった」「こんなんだった?」「(昔は)可愛らしい感じだった」と今の剛の姿に驚きを見せたが、ネット上ではファンたちの「今日の剛の服、全然普通だよね?」との声が多数だった。確かに黒ずくめなだけで奇抜というわけではない。
「実は10代の頃から仙人だった」という剛。ジャニーズに入った当初は自分を偽りアイドルらしく振舞っていたが、30歳の頃から「第三者の声より自分の声を聞いて生きよう」と決意したのだという。いわく、奈良の県民性である「争いを好まず」「うるさい音が嫌い」「人混みが好きじゃない」「暇さえあれば山を眺める」といった状態が剛にとってナチュラルなのだそう。
一方で、相方の堂本光一(38)は王子様キャラで正統派アイドル。コンサート中、光一は客席のファンに“投げキッス”をするのだが、剛は“唇飛ばし”をするそうだ(“唇飛ばし”とは唇に手を少し当ててから、軽く投げる動作をする技)。
この“唇飛ばし”、関ジャニ∞・村上信五(35)もよくやるそうで、Twitter上では「村上がいつもやってるやつの正式名称は唇飛ばしだったんだ」「村上も似たようなことしてる」といった声が。ちなみに村上は“鼻くそ飛ばし”もするらしい。
番組に戻ると、剛は「正統派アイドル」が回避しがちなプライベートの恋愛についても言及。今は可愛い女の子を見ても「性格知らんからな」とそこまでテンションは上がらなく、不意に女性の“おっぱいの谷間”が見えてもあまりエロスを感じない、という剛。ただ、肌の質感、ちょっとした仕草、1人で俯いて何かを考えている時の顔などにドキッとときめきを覚え、その女性を好きになることはあるという。
失恋をした際は、昔は「音楽聴いて、ギター弾いて、別れの曲を作って、夜布団で泣く」といった行動で自分を慰めるなど人並みに感情が動いていたというが、今は「失恋という概念がない」。フラれても「なるほど」と納得できるのだそうである。そもそも“仙人”になってからは、「好きです、付き合ってください」といった告白自体、したことがないそうだ。
結婚願望については、結婚報告をして、指輪を渡して、といった形式的なことをやるのは面倒なので、ただ一緒にいたい人と過ごしてそのまま日々が流れていくといった感じが理想。だが形として結婚の手続きをしなければいけないなら、やぶさかではない。
エンドリケリ・エンドリケリを大量に飼育するため水槽だらけの家に住むという剛の謎多きプライベート、その一端が明かされ、ファン歓喜の一夜だったことは間違いない。いかにもなキラキラアイドルオーラを見せ付けるのでなく、ゆったり気負わぬ姿勢でトークした剛に、視聴者からは「若い頃より今の仙人モードの方がカッコいい」「話の仕方、トーンがとても心地よく感じられて好き」「あんまり興味なかったけど今の悟り開いてる感じとか見た目とか総合してめっちゃ好きになった」と好評のようすだ。
内心は別として、40代、50代になってもガツガツと美女を追い求めるのが美徳とされるお笑い業界でサバイブしてきた「しゃべくり」レギュラー陣たちは、仙人モードの剛を面白がっていたが、しかし恋愛観を含め剛の語った内容は「仙人」というより自然なアラフォー男性の姿のように見えた。
(ゼップ)