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K-POP新人アイドルが、前科アリの武闘派プロデューサーにケンカを売った!

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やんちゃアイドル枠に参入! (公式ブログより)

 韓流の裏も表も知っているスペシャリスト3人がリレー形式で、とっておきの極秘ネタから、先取りしたい注目スターまでをこっそり教えます。

 2013年、薫こと私、最後の当番は強面プロデューサー、《勇敢な兄弟》(詳細は連載第11回をご覧くださいね)に正々堂々、ケンカを売ったアイドルグループをご紹介します。

 リアルに投獄経験のある《勇敢な兄弟》ですが、彼に曲を書いてもらえばヒット間違いなしとあって、崇める人はいても、もの申す人はそういません。でも、12月7日に初の来日ショーケースを開催した「防弾少年団」は勇敢にも彼とガチンコ・バトル!! そのグループ名から専守防衛型かと思いきや、特攻隊のような殴り込みで驚かせました。

 事の発端は《勇敢な兄弟》が2010年に発表した自分名義の初アルバム『ザ・クラシック』です。彼が収録曲「ドラドラ」で名だたる先輩プロデューサーを名指しでdisり、音楽界からの退場を宣告。その下克上とも言うべき言動に業界は騒然となりました。

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 そのdisられたプロデューサーのひとりが「2AM」らへの楽曲制作で知られるバン・シヒョク。自ら《ヒットマン・バン》を名乗る彼ですが、彼の言うヒットマンとは、ヤクザの抗争で敵の親分に突っ込む鉄砲玉にはあらず。ヒット曲を量産しようとの願いから、自分をそう呼ぶのでしょう。

 韓国の東大とも呼ばれるソウル大出身の彼は色白&優男な印象で、武闘派に挑発されても動くことはありませんでした。そんな彼の代わりに決起したのが、今回の主人公、防弾少年団。シヒョクがプロデュースするヒップホップ・アイドル・グループです。

新人が大物を「タイ焼き屋」呼ばわり!

 同じフレーズを何度も繰り返すフックソングというスタイルで一世を風靡した《勇敢な兄弟》。同時に彼の曲はどれを聞いても一緒で次第に飽きられていき、防弾少年団も彼へのアンサー・ソング「フック・ガヨ」でそのことを鋭く批判しています。具体的に紹介しましょう。

・(『ザ・クラシック』というアルバムのタイトルにかけて)ナズ(注:その作品がクラシックと評されるアメリカのラッパー)のようなクラシックになりたいだって。馬鹿言うなよ。ナズ兄貴だって怒るぜ。

・最初はラッパーになろうとしてYG(注:BIG BANGの事務所)に入ったけど、結局、(ラップのスキル不足とプロデューサーに転身したため)マイクは握れなかったじゃん。「最後の挨拶」(注:《勇敢な兄弟》が作編曲したBIG BANGの代表曲)がリアルな最後の挨拶になり、それからアンタは下り坂。

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