7月10日深夜に放送された、フジテレビ新人アナウンサー久慈暁子(22)がMCを務める番組『クジパン』(フジテレビ系)に、“カトパン”として同局で活躍したフリーアナウンサーの加藤綾子(32)が出演。フジテレビ入社試験でセクシーポーズを披露するように求められたことを告白した。
1問1答の入社試験に挑んだ加藤は、試験官から「セクシーポーズをしてください」と言われたため混乱してしまい、「ちょっとスカートのすそを上げたの。セクシーっていうからちょっと見せた方がいいかと思って。膝上まで」と当時を振り返った。
この加藤の行動はフジテレビ人事部で「セクハラで訴えられたら大変だ」と問題になり、加藤の試験の直後から「セクシーポーズをしてください」という問いはなくなったという。人事の間では、加藤のような行動をとる受験者がでるとは予測していなかったらしい。加藤が試験を受ける前から伝統のようにこの問いかけは行われていたそうで、加藤の先輩アナはうなじをみせたり軽くポーズをとっていたのだという。
加藤は「本気のセクシーをして本気で挑んじゃって」と自分がミスをしてしまったかのように話していたが、これは加藤ではなく、そもそも入社試験で「セクシーポーズ」を要求するフジテレビ側がおかしい。ネット上でも「どう考えてもセクハラ」「呆れます。想像以上に腐った会社の体質なんだろうな」と批判の声が出ている。
さらに気になるのが、『クジパン』というフジテレビの宣伝そのものの番組で、会社のセクハラ入社試験について、過去の出来事とはいえ問題視された出来事であるにもかかわらず、普通に流してしまうフジテレビの問題意識の低さである。「加藤が入社した2008年の入社試験までは恒例だったが、もう今はやっていない」から大丈夫だ、と考えたのだろうか。
(ボンゾ)