セックスにおいて「前戯」がどれだけ大事な行為かはもうご存知だと思います。個人的には、前戯までの「前々戯」だって大切な時間だと思っています。
▼乳首やクリトリスを触る前の“前々戯”! 裏側愛撫で感度倍増
しかーし! 私は、セックスに突入するまでの時間と同じように、セックスで燃え尽きたあとも重要だと考えます。ちゃんと「後戯」という言葉があるのですが、耳慣れない方も多いのでは。
気持ちいいセックスのあと、楽しい「後戯」で締めくくることが出来たら……といっても、男性は射精後にいわゆる「賢者タイム」が訪れるため、イチャイチャモードが持続しなくて無理、と思ってしまうかもしれません。また、同じように女性もイッたと同時に「とにかく休みたい……」とう方もいるでしょう。
<さっきまでは性欲の塊・オオカミ状態だった彼も、このホルモンによって一気に急降下します。性欲という煩悩が取り払われてスッキリした脳内はまさに「賢者」。ひとことでいうと「我に返った」状態のようです。―体力を消耗し切っているのに、男性のピストン運動が続き、「もう気持ちよくない」「早く終わんないかな」と思っている、という女性の意見も多く見られます>
お互いに「賢者タイム」に突入するカップルが、無理に後戯を楽しもうと努力する必要もないと思います。
しかし、セックスの余韻とともにまったりと過ごすのも楽しいものですから、not賢者タイムな女性はちょっと後戯を試してみるのもいいですよ~。
女性から楽しむ「後戯」
ガールズトークで「彼はセックス後に冷たい」「余韻に浸りたいのに」という嘆きが飛び出すことってありますよね。でもそういう話を聞くだに、私としては「自分からすれば楽しいのに」と思うんですよね。「こうしてほしい」と願っていても、賢者タイム中の彼には届かないでしょう。「ほっといて」と邪険に扱うほど冷たくなる彼なら別ですが(それもう賢者っていうか愚者ですよね!)、「今動けないよ~」的な彼なら、イチャラブ後戯で余韻を楽しむ余地はありそうですよ。
◆飲み物を口移し
好き嫌いが分かれる行為かもしれませんが、セックス後は喉が渇きますよね。脱力中の彼に、「なんか飲む?」と訊ねて返事がイエスなら……はい、口移しで飲ませちゃえばいいじゃないですか。セックスの余韻に浸っている時は、それも楽しい後戯プレイです。
◆男性が一番気にしてる「気持ちよかったのかな?」
セックス終了後、直接聞けないけど「俺、どうだった? 気持ちよかった?」と気にしている男性って多いんですよね。知人男性も「スゲー気になるけど、格好悪くて聞けねぇ」とモヤっとしているそうです。全く気持ちよくないセックスだったのに「良かったよ」と嘘をついて勘違いさせる必要はないですが、気持ちいいセックスだったのであれば、「すごい気持ちよかった」「いっぱいイッちゃった」など伝えてみるとだいぶ喜びます。次回につなげるナイス後戯です。
◆腕枕は「してもらう」ものではなく「する」
セックス中はS気味に攻めてきた男性でも、実は……腕枕をされるのは好きな確率が高いです。なんとなく「腕枕とかした方がいいんだろうな」と腕を出してくる男性の腕をどかして「おいで」と腕を広げると、飛び込んできたりもします。甘えてヨシヨシされるのって、大抵の人は好きなもんじゃないでしょうか。
その流れで「次は俺が」と“腕枕返し”をすることもありますし、「次は私も~」と言いやすいので、してほしいことは自分から発信してみるといいと思います。
「腕が疲れるし」と思っている方も大丈夫! 腕枕をする時もされる時も、名の通り、腕に頭を乗っけてしまうと確かに痺れてしまいます。実際には頭を乗っけているわけではない、相手の頭と首の間のくぼみに腕を入れ込む・脇の下に頭を置く・腕ではなく方に頭を置く、これはすぐに痺れることはないので、是非お試しください。
◆今後のスケジュール確認
といっても、堅苦しいものではありません。その後着替えて、一緒にご飯を食べに行く予定なら「どの店にする?」「〇〇食べたい!」の会話。洋服を着てから会話するよりも楽しいものです。もしくは、「次のデートは〇〇行きたい」など約束を取り付けるのも、ピロトークで繰り広げると通常の会話よりも記憶に残っていたりするんですよねえ。