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出会い系で知り合った礼儀正しい爽やか青年の“たまらない性癖”

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 あれから、血液型君とメールのラリーをしている白雪魔夢子です、こんにちは。

 やっぱり、一夜限りの相手でもしっかりコミュニケーションをとってから……とか思っているうちに、ふと血液型君とのメールを数えたら、50通を超えていました。50通って!! 昭和の文通かよ!! 女性は無料ですが、男性はメール一通50円。私なんぞのマンコのために2500円も使わせてしまった……と、ちょっと心が痛んだ白雪は(2500円のマンコってめちゃくちゃ安いけど)、7月某日ついに単刀直入なメールを送ってみることに。

白雪「血液型君、セックスしよ!」

 あれほど、「趣味はカフェで読書をすることです♡」とかぶりっこしていたのに、結局「セックスしよ!」って完全にキャラ崩壊です。しかし、どこまでも礼儀正しい血液型君は、「びっくりしました……! もちろん、よろしくお願いします!」と爽やかに答えてくれました。顔は、韓国ドラマに出てくる、ヒロインの良き相談相手って感じで悪くないし、ガツガツしていないし、これは私、しょっぱなから大当たりを引いたのかも……?? とにかく、そこからはトントン拍子で会うことが決まり、待ち合わせすることになったのです。

■出会い系サイトの鉄則その1

『相手がどんな人かわからないので、待ち合わせ場所はわかりやすいところにするべし。できれば人通りの多い場所にするべし』

 白雪が出会い系サイトの注意事項を書くなら、間違いなくこう書きます……が! これは都会なら、のお話(泣)。私の住んでいるような地方のド田舎となると、必然的に車でピックアップしてもらって、ドライブデートがデフォになっちゃいます。今回、待ち合わせをしたのは、イオンの駐車場。

白雪『着きました』

 ドキドキしながら待っていると、血液型君からメールが返ってきました……!!

血液型君『今、車から出ました。ドーナツ屋の前に向かいます』

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白雪魔夢子

大学卒業後、プロニートとして活動。毎日15時間オンラインゲームをして、ギルドマスターまで上り詰める。しかし、三十路を過ぎ、ふと「私。もしかしてやばい奴なんじゃ?」と思い直す。その後、奮起し、出会い系サイトに登録。『どうしてそうなった』という忠告はおやめください。