次期編集長の座を狙っている洵子には何かしらの「もくろみ」があるのでしょう、編集部スタッフを集め、現在の読者モデルの中から1人を『ヴァニティ』の新しい専属モデルに推薦する意向を発表。この話に奈央とタッグを組んでいる崖っぷちライターの江里(伊藤歩)は俄然やる気で、奈央もダイエットに励んだりハマユカを参考にしたりして美容とセンス磨きを頑張ります。
洵子から「宮地さんは宮地さんのまま、成長してもらわなきゃ困るけどそれは別人になることじゃない」とダメ出しを受けたのに意図を理解できず、「それでもハマユカさんから盗めるところは盗みたい!」と奈央はハマユカの撮影ロケ地に乗り込んで、ブーイング。ハマユカだけはそんな奈央にも優しく親切です。この件で江里にもクレームの電話。ちなみに江里、前日に酔いつぶれ、電話で起こされた時にカメラマンの山下と一緒にいたけど、記憶は残っておらず、とにもかくにも奈央を回収するため山下の運転する車でロケ地に向かいます。江里が恐る恐る、山下に昨夜のことについて「セーフってことですか?」と尋ねたところ、山下の答えは「アウト」。セックスの有無のどちらがセーフでどちらがアウトなのか? 江里が泥酔した状態でセックスしたのなら、江里が合意していたとしてもそれは合意とは認められないわけで(すなわちNO)、準強姦になるんじゃ……。
奈央はというと、誰に対しても分け隔てなく接し、優雅で賢くかっこいいハマユカに心酔し、弟子になりたいっと願うほどです。が、一見完璧なハマユカも、家庭生活では苦悩を抱えているらしい……と、奈央が知ってしまうところで、第二話は終了しました。
うーん、よくある話の寄せ集めって感じで、第一話同様、印象に残るシーンが本当にないです。右から左に流れていきそうです。制作サイドは、主人公の奈央を敢えてパンチの効いたキャラに仕立て上げて、そんな彼女が元々の個性を残しつつ、モデルとして成長していく姿を描く気でいるのかもしれませんが、この先の奈央の人生が気になるぅ~と興味をそそるような演出ではなく、他の登場人物についても同様。3カ月間どうやって引っ張っていくのでしょう。
1 2