上司の方が、めちゃくちゃぐいぐい来る人で「2人ともハタチ? 21くらい? 絶対そうでしょ!? ねえ!?!?」と私たちが答える前に5回くらい迫ってきて、しょっぱなからその勢いに元気を吸い取られました。
ちょっともうゲンナリしている私たちを尻目に、上司は「2人ともどういう人がタイプ? やっぱりイケメンがいいでしょ? 彼イケメンだし、彼のほうがいいでしょ? 俺はかっこよくないし、38だし、アラフォーってやっぱ無理? ねぇどっちがタイプ?」と、今この場で答えに困る質問ナンバー1を投げかけてきました。
このノリでは、おじさん側を指しても「絶対嘘でしょ~!」と言われること必至。若い方を指してもますますこの絡みが加速すること必至。考えた末「どっちもタイプじゃないかな~あはは」と冗談っぽく言うと、より一層の大声で「どっちもタイプじゃないって! もういいよ~!」と割とガチめの嫌な顔をされました。またしてもリアクション失敗。いやいや、そんな質問してくるなら、なんて答えられても傷つくなよ!
このおじさんは、最後まで私が発言するたびに「でもどっちもタイプじゃないんでしょ!」と挟んできました……。もう、うるさい。このおじさん、どうやら本当は隣に座っていた私ではなく、友人のことを気に入っていた様子で「華奢な子が好き!」と熱視線を送っていらっしゃいました。帰ると伝えてからも「家まで送るよ!」とものすごい食いつき。ちなみに若いほうの男性は、終始その会話を聞いてニコニコしているだけでした。助けてよ!