連載

ジェンダーフリーの脱毛サロン店長に聞いた“VIO脱毛のあれこれ”

【この記事のキーワード】

asukatitle001

暑さに加えて湿度も高いこの季節は、汗をかいて蒸れやすくなるため、「デリケートゾーンの匂い」を気にする女性は多いかと思います。近年主流の匂い対策といえば「脱毛」ですよね。しかし、未体験の方にとっては、お金も時間も労力もかかる脱毛って、手を出しづらいのが現実です。

そこで今回は、プライベート脱毛サロン「Amour salon(アムールサロン)」の店長を務める横田はるかさんに「脱毛とアソコの匂いの関係」について詳しくお話を伺ってきました!

――早速ですが“脱毛してないお客様”と“しているお客様”って、初来店時に発するアソコの匂いに違いはありますか?

「正直、感じることはあります。お手入れをしてない方のほうが、やっぱり匂いますね。毛がなくなっていくにつれて、匂いが徐々に減っていくのがわかるので、『来ていただいてよかったな』とやりがいを感じます」

――どうして毛があると匂いが強くなるんですか?

「デリケートゾーンに毛があることによって、蒸れやすくなり、細菌が繁殖して匂いを発します。さらに、おりものや汗、尿や生理時の経血などが毛に付着すると、拭いてもなかなか匂いまでは取れないんです。男女関係なく、毛がないほうが匂いは軽減されるので、もっと男性にも普及されてほしいですね」

――はるかさんのサロンは女性、男性、ニューハーフなど、ジェンダーフリーで施術可能ですもんね。

「以前は、女性専用の大手脱毛サロンに勤めていたのですが、ニューハーフの方から施術の申し込みをいただいてもお断りしなければいけなかったんです。ニューハーフの友達いわく、彼女たちは美容外科などでかなり高いお金を払って脱毛するしかないそうで……。そこで、どんなジェンダーの方も歓迎できる脱毛サロンを作りたいと思って、新宿2丁目にも近い場所でオープンしました」

――最近では「男性専用」の脱毛サロンはありますが、ニューハーフさんなどのトランスジェンダーの方の中にはそこも行きづらい方もいらっしゃるでしょうし、“ジェンダーフリー”を謳っているサロンでしたら気兼ねなく通えそうですね。

「そうですね。お客様の中には女装さんもいらっしゃるのですが、家族や会社、友人にバレたくないという方は、あえて脇の毛だけは残される方もいらっしゃるんです。どんな方が、何を気にされるのか、お客様から気付かされることが多々あって、その都度勉強になりますね」

――脱毛するか悩んでいるストレートの男性が「下半身が膨張しちゃったらどうしよう……」とサロンでの脱毛を思い留まっていたのですが……そういう方もいらっしゃいますか?

「いらっしゃいますよ。でも、ほとんどの方が施術が始まると萎んでいくので気になりません。なので、気にせず来ていただければと。こちらより男性のほうが恥ずかしがられますね。

――あと個人的に、パイパンにすると温泉などでの恥ずかしさがまだ払拭できないのですが、皆さんはどう対策しているのでしょうか?

「やっぱり最初は『恥ずかしい!』という方が多いので、よく相談されます。最初はタオルで隠して入るそうですが、慣れてくると気にしないという方がほとんどです」

――なるほど。では、初めてアソコを見せる相手とセックスする際の恥ずかしさも慣れるのでしょうか?

「そうですね。脱毛前から彼氏や旦那さんに相談している人も多く、お相手も喜んでくれたという方もいました。」

私自身、脱毛サロンへ通っていたのですが、施術者の皆さんは施術中にどう感じているんだろう? と気になっていたんです。匂いが薄くなってく過程も共有してくれていたのですね(感謝)。まだまだ少ないジェンダーフリーの脱毛サロン。気になる方は足を運んでみてはいかがでしょうか?

■新宿プライベート脱毛サロン「Amour salon(アムールサロン)」

・HP:http://amour-salon.info/
・TEL:03-5843-8650

谷川明日香

芸能経験を経てライフスタイル、美容の会社を設立。モテ男育成や婚活講座の講師や男性用コスメ「オールインワンメンズケア」をプロデュース。TVなどメディアでバイセクシャルをカミングアウトしている。

@t_asuka

Lagrangeオールインワンメンズケア

公式ブログ