
Photo by Souls_Eater from Flickr
風俗遊びの中に、「イメージプレイ」というものがあります。先生と生徒、上司と部下、などといったシチュエーションを設定して遊ぶプレイです。少しニッチなプレイなように感じますが、イメージプレイに特化した風俗店・イメージクラブ(イメクラ)は全国に点在しています。「俺が先生になるから、女子高生になりきって!」って頼むのは、どこか恥ずかしいですもんね……。
とあるイメクラに勤めているさくらさん(21歳/仮名)も、「なかなかパートナーにお願いできないから、風俗でイメージプレイを楽しんでいる人は結構いると思う」と話します。
イメージプレイは演技力が重要!
さくらさんが勤めているのは、デリヘル式の学園系のイメクラ。店にはさまざまな制服が用意されていて、学生(というテイの女性)とエッチなプレイを楽しめるという店です。コースの中に、学生に痴漢ができるというコースや、部屋を教室に見立ててプレイするというコースがあって、さくらさんいわく「一番人気は痴漢コースです」とのこと。
「痴漢コースって言っても、ホテルの一室でプレイするんですが(笑)。部屋に電車の吊革を掛けて、車内の音をプレーヤーで流すんです。お客さんが吊革に捕まっている女の子を自由に触って、痴漢している気分を味わえる、というもの。作り込みがチープですが、私は足を揺らして“電車に乗っている感”を出したりしていますよ。痴漢だから触られても小さく反応したり、抵抗したりします」
さくらさんは、「イメージプレイは女の子側もだけど、お客さん側にも多少の演技力が求められる」といいます。“ホテルで痴漢”というおかしさに気づいて、我に返ってしまうと、一気に雰囲気がぶち壊れるとか。
「やっぱり戸惑うお客さんもいますけど、びっくりする位シチュエーションに没入するお客さんもいますよ。耳元で『本当は気持ちいいんだろ』とか『抵抗しているけど濡れてるじゃねえか』ってささやく人もいます。なかなか迫真の演技ですよ」
さくらさんが勤めている店は、お客さん側がシチュエーションを提案することもできるそうです。AVでよく見る「マッサージ店でいつの間にかエッチなプレイ」や「お客さんが透明人間になってエッチないたずらをする」という驚きのものまで! 見えているのに、透明人間にいたずらされているフリをするのは、演技力がかなり求められそうです。
「一番戸惑ったのは“運動会”というシチュエーションですね。店に体操服のコスチュームがあるのでそれを着て、頭にはお客さんが持参したハチマキを巻いて。お客さんも同じ色のハチマキを巻いて。まず選手宣誓から始まるんですよ。ガチで拳を上げて『エイエイオー!』って言わされました(笑)。いろんな競技を“イメージ”でやっていくんですが、定番は綱引き。もちろんエア綱引きです。勝ち負けの裁量はそのお客さんが決めるんですが、大抵負けて、負けの責任を私にふっかけられて、エッチなお仕置きをされる、っていう流れでしたね。このお客さんは常連さんだっんですが、毎回運動会プレイでした。毎回綱引きで負けて、お仕置きされていました」
さくらさんはイメクラ店の経験を通じて、「本当にさまざまな性癖があるんだな」と実感したそう。確かに運動会プレイは奥が深すぎます!