赤ちゃんプレイ好きの男の不快な癖…
当日、待ち合わせの場所に現れたタラちゃんは、遠目から見ると完全に『良きお父さん』。地方のイ○ンという場所柄、後ろから「お父さーん、あれ買ってー!」と小さな子供が走って来るのではないか、ときょろきょろしてしまいました。「○○(出会い系サイト)のタラちゃんですよね?」って話かけづらーい!!
結局、待ち合わせ場所から『着きました』とメッセージだけ送って、わざとらしく携帯を見たり、外を見たりするという姑息な手段に出た白雪。無事に向こうから声をかけてもらい、車に乗り込むことに成功しました。ところが、穏やかに話していたタラちゃんの様子がなんだかおかしい。
突然、「おてて、出して」と言われたので手を出してみると、大きくて肉厚な手でぎゅっと握ってきたのです。いや、運転に集中してくれよ! 満足そうに微笑む姿はちょっと可愛いけど!!
タラちゃん「今日はいーっぱい甘々プレイをしようね」
白雪「う、うん……(甘々プレイ?)」
ホテルに着くと、彼が選択したのはピンク色のラブリーなお部屋でした。他の部屋より2000円くらい高かったのですが、彼は『可愛い』ものが好きみたいで、迷わず決定。部屋につくと、いきなり大きな体が抱きついてきました。
タラちゃん「ママ~~!!」
ちょ、甘々プレイって、赤ちゃんプレイのことかい!!
彼はもうすでに『世界』に入っています。おのずと芽生える、イメクラの常連疑惑。スイッチの切り替えが早すぎて、タイマーをセットされた瞬間、時間を惜しんでプレイに入る客のような空気なのです。白雪はただ黙って抱きしめられるままになってしまいました。
すると、彼はずるずると下に下がっていき、膝立ちの恰好に。そして、白雪を上目遣いで覗いてきました。「目・と・目・で・通じ合う~♪」なんて工藤静香の歌詞通りにはいかず、色っぽい空気になる前に、タラちゃんの目にわずかに苛立ちのようなものが見えました。
タラちゃん「な・で・て」
え、なんて??
タラちゃん「な・で・て!!」
あ、撫でてほしいのね……。リボンとお花のラブリーな壁紙の室内で、30代後半の立派な男の頭を撫でて「ママ……」と言われる不思議な空間。