さらに、2001年5月には、映画『WASABI』の製作発表にて、突然広末が大泣き。その3日後には、新作CMの公開取材を急遽キャンセルし、その翌日のCM撮影も、スタッフ30人、エキストラ50人以上を待たせた挙句、撮影自体をキャンセルした。同年7月には、当時の交際相手・金子賢と朝まで西麻布のクラブで遊び明かした後、当時撮影中だったドラマ『できちゃった結婚』(フジテレビ系)のロケ地・千葉県白浜町までタクシーで直行したが、4万円分も無賃乗車したことなど、相次ぐ「奇行」が報じられた。
広末は、2013年7月放送の『ボクらの時代』(フジテレビ系)に出演した際に「今だから言うけど、辞めたくて辞めたくて」「女性として豊かにとか、ちゃんと生活のリズムを持ってとか、人間らしく生きたいって思って休んだ」、2016年発売の『FRaU』(講談社)では「正直、確信犯です」「そうじゃないと結婚なんて出来ない状況だった。あの時点でフェードアウトしないと壊れていた」と初婚前のブレイク時の苦悩を明かしている。
多くの芸能人にとって、度重なる熱愛スキャンダルや奇行は命取りとなることがほとんどだ。しかし広末に限っては、トップクラスの女優というポジションを業界内で維持し、デビュー時(10代!)と変わらないほどの透明感を保ち続けるうえ、自身の言葉で話せる女性に成長した。広末からますます目が離せない。
(ボンゾ)
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