日本の芸能界の「奴隷契約」については今まさに問題視され始めているところだ。今年2月に芸能界引退と出家宣言をした清水富美加(22)は、睡眠時間3時間で1カ月31日働いても月給が5万円のボーナス無し、意にそぐわない仕事を強制されたと告発。
清水と同じレプロプロダクションに所属していたのん(能年玲奈/24)も、『あまちゃん』(NHK)撮影時の月給が5万円で、仕事のオファーを事務所が勝手に断ってしまうことがあった等の理不尽が明かされた。また、西山茉希(31)は今年6月に、「デビューから13年昇給なし」「2人目の子ども妊娠時に給料が半額に」「2月から給料が未払いになっている」と告発し、事務所社長側が全面的に反論。今後の展開を注目されている。
先日、公正取引委員会が芸能界で不公正な契約が結ばれていないかの調査を始めたことが報道された。しかし多くの芸能事務所はタレント育成費を負担しているため(レッスン代、衣食住の費用など)、月給が少なくても当然という言い分を持っており、改善の道のりは長そうだ。
問題解決にはかなりの時間を要するだろうが、今まで全く明るみになってこなかった芸能事務所の闇が続々と暴かれ、日本の芸能界が転換期にあることは確か。今後の動向を見守っていきたい。
(ボンゾ)
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