
SPEED「4 COLORS」SONIC GROOVE
亡夫の遺書が公開され、不貞の過去を公衆にさらされた上原多香子(34)が、無期限活動休止の意向を明かしているという。一部スポーツ紙が伝えたもので、本人や所属事務所の正式な発表ではない。上原はもともとブログを頻繁に更新しておらず、今年5月以降オフィシャルブログに新規の投稿はない。
8月10日発売の「女性セブン」(小学館)にて、2014年9月に逝去した夫・TENNさん(享年35)の実弟が上原宛の遺書を公開。さらにTENNさんが保存していたという上原と俳優・阿部力(35)の不倫関係の証拠とされるLINEのやりとりやキス写真なども誌面に載った。
ネット上にはあまりのことに驚きのコメントが溢れたが、一方でテレビのワイドショーではこの話題にほとんど触れていない。ベッキーと川谷絵音の不倫報道時は、「週刊文春」(文藝春秋)に掲載されたLINEのやりとりを再現して特集する番組も多かったが、今回はそれもないのである。かつてSPEEDとして大ヒットを飛ばしていた上原の知名度を考えれば、ベッキー川谷のときと同様にワイドショーで時間を割かれてもおかしくないが、そうはならなそうだ。
この理由を「人が一人亡くなっているため“重過ぎる”」「あまりにゲス過ぎてテレビで扱うことも憚られる」等と推測することも出来るが、いずれも的を射ているとは言い難いだろう。テレビはこれより他の“ゲスな”あるいは“重い”話題であっても、誰かに同情したり誰かを糾弾したりする姿勢をとって、適切に料理してお茶の間に提供してきたからだ。
上原はこのまま記者会見することも正式コメントを発表することもなく、一時的に雲隠れしてしまうのだろうか。声明を出さずにいれば鬼畜女優の汚名を被り続けることとなる。もし不倫報道に事実と違う部分があるとしたら、自らの言葉で説明するべきではないだろうか。
ただ、たとえ鬼畜女優と呼ばれたとして、彼女が芸能界からこのまま姿を消してしまうわけではなさそうだ。それは本件がテレビで伝えられず、これ以上広い層へは拡散していかないであろうことからもわかる。おそらくほとぼりが冷めた頃に、舞台女優として、以前と同様の活動を再開することになるだろう。