亡夫の遺書からW不倫が発覚し、無期限活動休止を報じられた上原多香子(34)。その不倫内容があまりにも“ゲス”すぎたため、大バッシングを浴びている上原だが、その一方、各テレビ局のワイドショーは不自然なほど、この騒動を取り上げていない。
8月16日放送の『とくダネ!』(フジテレビ系)が上原の不倫騒動を取り上げたものの、夫・TENNさん(享年35)の遺書や上原と不倫相手の阿部力(35)とのLINEには触れず。しかも、司会の小倉智昭(70)が、「人生、生きていく上で、触れてほしくない部分っていうのはあったりするでしょ。ただ、それが芸能人だと3年も前のことが、こういうふうにドカンと出てきちゃう。上原さんにとってもかなりつらいこと」と上原を擁護した。
さらには、「なんで3年も前のことで芸能活動を休まなければいけないのか」と疑問を呈した小倉。不倫を容認するかのような発言に「人が亡くなっているのに何を言っている」という批判の声が集まっている。
不倫を擁護しまくる小倉智昭
今回、上原の不倫を擁護した小倉だったが、彼は以前から“不倫芸能人”を庇う発言を『とくダネ!』の場で繰り返してきた、不倫に寛容な人なのだ。
2013年に梅田賢三(29)との不倫が発覚した矢口真里(34)に対しては、翌年10月に矢口が芸能活動を再開した際、小倉は「アメリカのトップスターっていうのはこういう事態になると、パパラッチには追いかけられますけれど、仕事はそのまま続けるじゃないですか」と海外の例を引き合いに、「なんで矢口真里さんは1年半も謹慎しなきゃいけなかった」と問いかけていた。さらには、「別に犯罪になっているわけではない」「こんなことで仕事辞めるなんておかしい」と不倫そのものを肯定するかのような発言もしている。
2016年に「ゲスの極み乙女。」川谷絵音(28)との“ゲス不倫”が報じられたベッキー(33)についても、報道当初は「憧れている歌手と出会いの場があって親しくなり、(川谷が)結婚していて、奥さんとうまくいってないという話があって、そうなる(交際する)というのは分からないでもない」と、ベッキーに理解を示していた小倉。だがその後、ベッキーと川谷の<ありがとう文春!><(不倫が)オフィシャルになるだけ!>というLINEのやりとりが流出すると、「自分たちのLINEが見られている、っていうことがわかった後のLINEのやりとりなの? バカじゃないの?」「2人はもうちょっと考えなさい。大人なんだから」と呆れるコメントをしていた。
昨年の宮崎謙介元衆院議員(36)の不倫騒動時は、政治家の不祥事ということで、「育児休暇を取りますと歳費をもらっている議員なのに、とんでもないことをやってる」と批判していたが、小倉は基本的に不倫そのものに対しては擁護のスタンスをとっていることがわかる。桂文枝(74)の不倫騒動の際には、「心配することはない。10年前の浮気で44年支えてきた奥さんが、あなたと別れますって言うと思う?」というフォローしていた。
つい最近でも、不倫疑惑を釈明した今井絵理子参議院議員(33)に「政治家のインタビューではなかったですね。一線を越えたとか越えないとか今年の流行語大賞でしょうか」と、番組で不倫疑惑を釈明した雨上がり決死隊の宮迫博之(47)には、「お笑いの人ってこういうとき得だよね」と皮肉めいたコメントをしたが、全面批判ではない。医師との手つなぎ不倫が発覚した斉藤由貴(50)についても、「お医者さんによっては手をつなぎながら脈をとる人もいますからね」と、斜め上すぎる擁護をした。
不倫を容認し続ける小倉だが、彼自身も今年6月に「週刊文春」(文藝春秋)に既婚女性との密会を報じられた身。『とくダネ!』の場でその女性は「友人」と語った上で、「去年膀胱がんになりましたから。そっちのほうとはご無沙汰です」と不貞行為は否定していた。
その際、「僕、女性は大好きなんですよね。だから堂々と、いろんな女性と密会をしたいと思います」と開き直るようなコメントもした小倉。これまでの不倫擁護コメントを見ると、“不倫は文化”だと思っている節もありそうだ。