親指がぱっくんと温かい口の中に含まれ、柔らかい舌先の感覚を指の腹に感じます。今度は指と指の間を丁寧に舐められ、肉厚のなめくじのような舌がうねうねと指の隙間を通っていきます。
かと思うと、Y君は顔を白雪の足にこすりつけ、鼻先を押し付けた後、べろ~っとひと舐め。その様子は、大好物のエサが入った皿を舐めまわす犬のようです。
ふと目を開けると、Y君が私の足元にひざまずいて一心不乱に私の足を舐めている姿が目に入りました。なんかこれ……イイかも。女王様みたいで、すごく偉くなったような気分。
彼はたっぷりと唾液で満たした口の中にまた私の指を吸い入れて、もぐもぐと口を動かし始めました。プールの中でマッサージをされているような、温かくて、とろけちゃいそうな感覚です。
白雪「……わ、私の足、おいしい?」
Y君「うん。すごく臭くておいひいよ!!」
次の瞬間、Y君は匂いを共有しようとでも思ったのか、おもむろにストッキングを私の口の中に入れようとしてきました。これで私も新たな変態の道に入っちゃうのね……!! と場の空気に流されて受け入れ態勢に入ったのですが……じ、自分のストッキングだけど臭え!! ムリ!!!
今回の教訓『匂いフェチと非・匂いフェチが分かり合うのは難しい』
匂いフェチの男性からすると、ものすごく癖になる匂いみたいですが、私にはムリで……。いっぱい舐められた後、Y君に「唾液でぐちゃぐちゃにした後、放置した足の匂いもすごくいいから嗅いでみて」と言われたのですが、白雪には勇気が出ませんでした。もう勘弁してくれ!!!