カラダ・美容

橋本環奈の“豚扱い”は異常だと気付いて!! 行き過ぎている痩せ信仰

【この記事のキーワード】
橋本環奈のTwitterより

橋本環奈のTwitterより

 女優の橋本環奈さん(18)が、28日発売の「週刊少年マガジン」(講談社)の表紙と巻頭クラビアを飾りました。さすが“1000年に一人の逸材”だけあって、圧倒的な可愛さを発揮しているのですが、ネットでは「太ったなあ」「腹がヤバイ」という声が上がっています。

 橋本さんは過去から現在まで体重を公表していませんが、ここ最近「太った」「豚」「樽みたい」という中傷がネットで相次いでいます。先日公開された映画『銀魂』や、現在放送中のドラマ『警視庁いきもの係』(フジテレビ系)などを見て、そのように感じる人がいるようです。確かに、橋本さんは子供時代と比べると、多少ふっくらした印象はありますが(当たり前!!)、「豚」ではありません。ですが、「劣化した」という意見が男性だけでなく、女性からも上がっています。橋本さんの可愛さは全然衰えていないというのに。

 このような声が上がる背景に、日本人全体に広がる痩せへの信仰、そして痩せ賛美があると考えられます。痩せていることがキレイの条件であって、痩せていなければ(デブなら)不細工、という認識です。そして、女性芸能人やファッション誌のモデルたちは身長関係なく40kg台をキープし続け、それが「理想的」だと崇められています。その結果、一部の女性たちには「痩せないとキレイになれない」という強迫観念、男性たちには「女性の体重は40kg台が普通」という間違った認識が刷り込まれることにもなりました。

菜々緒は「172cm46.0kgSHELLYは「164cm52kg」 女性の体重は40kg台が普通、という思い込みは異常!

 その結果、太った芸能人たちに対して、「劣化した」「芸能人のくせにだらしない」という声が上がるようにもなりました。かつての榊原郁恵さんなど、昭和のアイドルは今のアイドルと比べて、細すぎない、健康的な身体なのですが、今の時代では「デブ」と言われてしまうのかもしれません。

 橋本さんだけでなく、過去にはももいろクローバーZの佐々木彩夏さん(21)も「激太り」を指摘されていました。彼女はそのような声を気にして、3日間の断食という無理なダイエットをしたこともあったそうです。彼女が一番「太っていた」と指摘されていたのは、2014年ごろ。現在の橋本さんと同じく、10代後半の時期です。成長期にあたる時期で、女性の身体は丸みを帯びるようになりますから、この時期に身体がふっくらするのは当たり前のこと。逆に無理なダイエットはしないほうがいい時期なんです。佐々木さんも成長期を過ぎ、激太りを指摘されていたころと比べると、スッキリした印象を受けます。

 こうした「当たり前」を理解せず、太って見えることを指摘しては「豚」「劣化した」と非難するネットの風潮は異常です。こうした世間の声を気にして、1020歳前後の若い女性芸能人が無理なダイエットに走らないといいのですが。