
新木優子1st写真集「ガールフレンド」 SDP
今年2月に若手女優の清水富美加(22)が、所属していた芸能事務所レプロプロダクションを辞めること、信仰している宗教団体「幸福の科学」へ出家することを発表し、芸能界は大きな騒ぎになった。
この騒動を受けて、ある一人の若手女優もまた、自らが「幸福の科学」信者であることを、所属事務所に告白したという。現在放送中の月9ドラマ『コード・ブルー』にメインキャラの研修医役で出演している新木優子(23)だ。
これを伝えている「週刊新潮」(新潮社)によれば、新木の所属するスターダストプロモーションの細野義朗社長いわく、事務所は信教の自由を尊重しており、このまま芸能活動を継続することで話がまとまったそうだ。
しかし「幸福の科学」側が追い込みをかけているようだ。教団は大川隆法総裁が清水の“守護霊”を降臨させて対話する映像を信者向けに公開、のちに書籍としてリリースしているが、8月半ばから今度は新木優子の「守護霊インタビュー」映像を全国の教団施設で公開。2時間弱に及ぶ内容で、「女優として確立するところまでできるだけ早い速度で行きたい」「信仰して二十何年」「色んな人の義理とか仕事の関係もあって、今は苦しんでいます」等と吐露、そして、ゆくゆくは清水のように教団の芸能事務所に転籍して芸能活動および布教に努めたいといったことを語っている。
清水も「守護霊インタビュー」以降、一気に信仰心を加速させ、出家に至った。新木は今年2月の時点では「出家だとか、事務所には迷惑をかけないので仕事を続けたい」と事務所責任者に話したそうだが、信仰心は篤そうだ。
もちろん信教は自由だが、芸能事務所としては、新人から育てた女優が「女優としてのポジションを確立した」ところで辞め、その知名度や人気を宗教団体のために利用していくとしたら、苦い思いに違いない。事務所側の反感を買いそうだとわかっていて、このタイミングで「守護霊インタビュー」を披露して信者の背中をプッシュしていく教団側の態度は、妙に挑発的である。新木は女優としてのメディア露出がようやく増えてきたところで、清水と比べればまだ知名度はそれほど高いわけではない。「女優として確立」する前に、「もう起用できない」と潰されてしまわなければいいのだが。