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『コード・ブルー』山Pが完全に空気、無駄な恋愛要素、『救命病棟』そっくりの展開

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『コード・ブルー』フジテレビ公式サイトより

『コード・ブルー』フジテレビ公式サイトより

 2017年夏クール放送のドラマの中で、ひときわ高い視聴率を打ち出している月9ドラマ『コード・ブルー‐ドクターヘリ緊急救命‐THE THIRD SEASON』(フジテレビ系)。とはいえ回を追うごとにじわじわ視聴率は下がっており、初回16%だったものの第七話では13.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)となっている。

 今回から脚本家が変更となったことは、放送開始前から多くの同作ファンが懸念していたが、悪い予感は的中しているようだ。医療現場での医療従事者の成長や患者との交流を描いて人気となった同作だが、サードシーズンでは恋愛要素を投入。さらにメインの登場人物を増やしたことで、主人公の藍沢(山下智久/32)が完全に空気化している。第3シーズンでは新人フェローとそれを指導する白石(新垣結衣/29)が目立ち、藍沢はたまに助言する程度。あまりにも何もしない藍沢には「今週も藍沢先生は病棟をうろついてただけw」「藍沢先生の仕事はエレベーターに乗ってひたすら上下することです」「主人公は完全にガッキー」と残念がる声が。それほど藍沢の活躍シーンは少ない。

 群像劇と考えるとエピソード毎に目立つキャラが変わるのは当然でもある。それにしても、3カ月の1クールドラマにしては、メインキャラが藍沢、白石、冴島(比嘉愛未/31)、藤川(浅利陽介/30)、緋山(戸田恵梨香/29)、灰谷(成田凌/23)、横峯(新木優子/23)、雪村(馬場ふみか/22)、名取(有岡大貴/26)、橘(椎名桔平/53)など多すぎる。メインキャラがそれぞれ困難に立ち向かうストーリーが同時並行で展開される回も増え、「ごちゃごちゃし過ぎ」「どれも中途半端で感情移入できない」「詰め込みすぎ」と視聴者の混乱が見られる。

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