
Photo by lovisa ranta from Flickr
風俗の求人を見ると、業種によって金額に差はありますが、ほとんどが「絶対稼げる」という風に、高収入を得られると謳っています。店のランクにもよりますが、求人情報によれば、ヘルスで「日給3万5000円以上」、ソープでは「日給10万円以上」稼げる店もあるようです。
ですが、風俗のお仕事はその多くが歩合制です(ピンサロやオナクラは時給制)。つまり、“お仕事が0だった場合、収入も0”。ヘルスやピンサロを経て、現在はソープランドに勤めているりりあさん(23歳/仮名)いわく、「お客さんがまったくつかない状態のことを業界用語で“お茶をひく”と言う」そうです。この言葉は、吉原遊郭で生まれたもので、指名が取れない暇な遊女にお茶を挽かせていたことが語源だそう。その言葉が今も残って、暇な嬢を“お茶ひき嬢”と言うそうです。
風俗嬢は一般的に「めっちゃ稼げる」というイメージがありますが、りりあさんは「経済ニュースが特集するような貧困女性はごく少数だけど、なかなか稼げない時期もあったりする。お茶ひき嬢なんかになったら、めちゃくちゃ病む」と語ります。
待機時間が長いほど、病む
風俗には、稼げる時期と稼げない時期があるそうです。りりあさんの経験談によれば、「ボーナス月はそれなりに稼げる。特に12月と年末年始はめちゃくちゃ稼げる」そう。ボーナスでお財布が潤っているのか、普段は風俗遊びをしない人が来る場合も多いとか。「働きっぱなしで疲れるけど、いつもの月の2倍近くの収入は得られる」といいます。
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