
整形大国、男も女も関係ナシ。Photo by Antonio Tajuelo from Flickr
日本女子が旅行がてら韓国に来て整形手術するーーそんなことにはいまさら驚いたりしないが、韓国で結婚し、韓国人夫に愛されるために手術をくり返している日本女子がいる、そんな話を聞くとさすがに驚いてしまう。
チカさんは7年前、日本に留学中だった5歳上の韓国人男性とつき合ってすぐに妊娠。両親の反対を押し切って結婚し、出産。その後はソウルで暮らしている。現在32歳。中国人観光客相手のツアーガイドをする夫は、チカさん曰く「V6の岡田くん似」ということだが、出会ったころは「イノッチ似だった」そう。
「うちの旦那、出会ったときは目が一重だったのに、3年ぐらい前から整形にハマっちゃって、目も鼻もアゴも変わりました(笑)」
チカさんの夫が整形にハマったのは、美容整形外科に勤務する韓国人女性との不倫がきっかけ。「割り引きしてあげるから」とか「もっとカッコよくなれるよ」とか、そんなことを不倫相手にいわれて、彼はノリで目を二重にした。
「ある日突然、旦那が目を腫らして帰ってきたんです。私になんの相談もなく整形するなんて、いまでも信じられませんよー」
夫の顔を見て、妻は。
当時をふり返って笑うチカさんだが、このころのふたりの関係は「子どもがいなかったら離婚してた」というほど最悪だったらしい。
その原因は、夫の稼ぎがないこと。いまでこそツアーガイドとして真面目に働く夫だが、結婚してから5年間はずっと無職。彼からしてみれば、日本に留学して、日本で働こうと夢見ていたのに、チカさんが妊娠したことでその計画がすべてパーに。仕方なく韓国に戻ってきてからも、毎日ふてくされてばかりで働く気はゼロ。だからといって子育てや家事を率先してやるわけでもなく、ひたすらコンピュータゲームばかりしていたそう。
おいおいおい、旦那さんよ、稼ぎねーは、役にも立たねーは、おまけに父親の自覚もねーくせに、一丁前に不倫だけはしっかりやってたってのかよ!
気になる生活費はどうしたのかというと、無職の夫に代わってチカさんが在韓日本人相手のガールズバーなどで働き、どうにかこうにかやってきた。夫の二重目の手術費は、なんと彼自身が自分の親から借りたもの! 「生活費が足りないから」と親に泣きついて手に入れたお金を使ったってゆーから、こりゃクズ確定だな。
「さすがに最初は身勝手すぎる旦那に腹が立って、悔しくて、子どもを連れて日本に帰ろうかと思いましたよ。本気で。でも、目の腫れがおさまってキレイな二重目になった旦那を見たら……カッコイイ♡って」
……はぁ???
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