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「ウチ、キャバ嬢になる」misonoの引退宣言にドン引き

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『symphony with misono BEST』avex trax

 17日に放送されたバラエティ番組『今夜くらべてみました』(日本テレビ系)に出演した歌手でタレントのmisono(29)が引退宣言をした。同番組でmisonoは「30歳で芸能界から引退する」と明言し、所属事務所であるエイベックスにもその旨を伝えているという。

 misonoは引退の理由について「元々芸能界は30歳までと決めていた」「芸能界でナンバーワンになるのは無理だと感じた」と話し、所属事務所に「misonoは芸能界でしか通用しない」と言われたことに反発する気持ちもあり、その意思が固まったとのこと。そして引退後はキャバ嬢になってナンバーワンを目指すという展望があるらしい。それに対して番組MCのフットボールアワーの後藤輝基(39)は「自分のことを言いたい(misonoは)キャバ嬢にはなれない。聞き上手な人でないと……」とアドバイスをした。

 2002年にエイベックスからの手厚いサポートのもと、ポップロックバンド「day after tomorrow」のボーカルとして華々しくデビューしたmisono。同年には、日本レコード大賞・新人賞に輝くなどして知名度を上げていった。しかし徐々にCDの売り上げは落ちていき、2005年にバンドが活動を休止。翌年ソロアーティストとして楽曲をリリースし、歌手活動は継続していたもののデビュー当初に比べると目立った活躍はなかった。

 その後『クイズ!ヘキサゴンII』(フジテレビ系)や『ロンドンハーツ』(テレビ朝日系)などのバラエティ番組に出演したことから、「ウチは~」ではじまる独特の語り口やそのポジティブすぎて空回りしがちなキャラクターが話題となり、ふたたび注目を集めることとなる。しかし現在ではバラエティ番組への出演も全盛期ほどではなく、自身のTwitterでスタッフやマネージャーの悪口を世間に発信したり、プライベートでも仲がいいとされ一時は熱愛疑惑もあったロンドンブーツ1号2号の田村淳(39)の新婚宅に入り浸っているなど、その奔放すぎる性格のみがピックアップされている印象がある。

 実はmisonoは、以前にも引退宣言をしている。今年の6月に放送された『大!天才てれびくん』(NHK)でも30歳で引退することを明言したのだ。その際にmisonoは「歌を歌うことは好きじゃない」「現在自分が好きなことはなく、メディア出演はファンのため」という今までのmisonoのイメージを覆すようなコメントをしていた。バラエティ番組出演時に「ウチはアーティストやから」とよく言っていたイメージがあるし、今回の引退宣言について芸能界でナンバーワンになれないことを理由にしていたのに「好きなことがない、歌うことも好きではない」と言うmisonoには、「歌でもバラエティでもないなら、何をして芸能界でナンバーワンになろうとしてたの?」という疑問が浮かび上がる。

 引退後、misonoはキャバ嬢への転身を目論んでいるようだが、キャバ嬢のバイブル『小悪魔ageha』(インフォレスト)で“ちょうちょ”たちが吐露しているように、キャバ嬢はたとえ若さと並以上の美しさを兼ね備えているとしても、辛く厳しい職業であることは間違いない。ましてや、misonoが宣言通りに引退したとして、キャバ嬢になる頃には彼女は30歳だ。仮に元芸能人という肩書きで集客に成功しても、それが続くかどうかは怪しいところである。キャバクラの世界でmisonoのお家芸である「ウチは~、ウチが~」トークは通用するのであろうか。数年後に「ウチは悪くない! 夜の世界ってホンマ汚くてウチには向かんかってん」とバラエティ番組で話すmisonoの様子が容易く想像できてしまうのはなぜだろう……。

 misonoが30歳になるのは来年の10月。30歳という節目の年で女性が今後の人生について考えること自体はよくあると思うのだが、その結論が「キャバ嬢になる」、というところになんともmisonoらしさが感じられる。アラサーになっても落ち着く気配は一向になく、奇想天外で見る人の脳裏にクエスチョンマークをポンポンと浮かび上がらせる彼女に対し、モヤッとした気持ちを抱きつつも「うんうん、とりあえずキャバ嬢やってみて!」と無責任なエールを送りたい。
(シュガー乙子)