
Photo by champ nitirak from Flickr
ソープランドはさまざまな風俗の中で唯一、本番行為が暗黙の了解で許されています。ソープランドはあくまでも「お風呂に入りにきた男性(客)を女性(嬢)が入浴補助するところ」。そこで発生する行為(本番)は自由恋愛の元で行われている、とされています。
現役ソープ嬢のりりあさん(23歳/仮名)が、風俗業界に入ったのは4年前。最初の風俗はヘルスだったそうです。2年ほどそのヘルス店に勤め、その後ピンサロ勤務をはさんで、1年半ほど前にソープ店に入店したそう。最初からソープ嬢だったわけではありませんでした。彼女も「私の周りはみんなソープ嬢だけど、最初の風俗は本番がない業種でしたね。最初からソープを選ぶのは結構勇気がいること」と話します。
ヘルス・ピンサロ・ソープを経験しているりりあさんに、この中で一番楽な業種はどれか聞いてみたところ、「ソープかな」と答えていました。本番行為をするソープが一番楽だとは、少し意外です。
ソープはうざったい本番強要もない
今回はヘルスとソープを比較して、彼女に「なぜソープが一番楽に感じるか」聞いてみました。この2つの業種の大きな違いは、「本番行為があるか・ないか」です。りりあさんは、「挿入されることに慣れてしまえば、ソープのがずっと楽」と話します。
「ヘルス嬢の時は、絶対にソープなんて無理と思っていました。当時は本番をおねだりする客はすべて拒否していましたし。でもソープに入ってお仕事に慣れ始めたころから、『ソープ楽だな~』って思うようになりました。ヘルスってフェラ、手コキ、素股と“チンコを抜く方法”が多いんですよ。そして遅漏だったりすると口や手が疲れる。でもソープってマットプレイもあるけど、最終的には本番で射精なんですよ。もちろん本番に至るまでに手コキやフェラはするけど、射精させるためのものではないから、それで疲れることはない。マンコが“鉄マン”であって、かつ挿入されることに特別嫌悪感を抱いていないのであれば、ソープが楽ですね~。乱暴に言ってしまえば、挿入させたら後はイクのを待つだけですから」
ソープのが「圧倒的に楽」と感じているりりあさん。もちろん風俗嬢によって、合う・合わないがあるので、すべての風俗嬢がそうではないと思いますが。彼女は「ソープだと最初から本番行為がある予定だから、うざったい本番強要もないのも良い」と話していました。
「私は“ソープ推し”ですね。唯一欠点を上げるとしたら、店によって上下しますが、給与から引かれる雑費が他の業種と比べると高いところでしょうか。タオル代や光熱費が雑費としてその日の給与から数千円引かれるんです。あと、コンドームやローションも自腹です(店が支給してしまうと、店が性行為を強要していることになるため)。店によりますが、衣装も自前なことが多いですね。あと高級店に勤務すると、美容などに投資しなくてはなりません。ほかの業種と比べると、稼ぐためにお金がかかる業種ではありますね。そのぶんもらえる額も大きいのですが」
彼女いわく、「ソープに行き着いて、ほかの業種に戻る嬢は少ないんじゃないかな」と話します。彼女も今のソープ店で風俗人生を終えるつもりだそうです。