
Photo by paul quinn from Flickr
中イキは中イキでも、膣口の近くにあるGスポットと奥のほうにあるポルチオでは、オーガズムの感覚が全く違います。どちらの快感のほうが気持ちいいか(好きか)は人によって意見が分かれると思いますが、私は断然ポルチオ派です! クリトリスやGスポットでイクときとは比べものにならない、究極の快感だと思っています。
とはいえ、何度経験しても痛みしかないという女性もいますし、相手との相性(膣の深さとペニスの長さがフィット感)は重要な要素です。なによりも、ポルチオは子宮口なので、大切に扱いつつ気持ちよくする、という相手のテクニック(というか思いやり)が大事です(勢い任せで突くと出血してしまうこともあります)。いや、そもそも膣自体、乱暴に扱っていいものではありませんし、ペニスも同様ですが。
未経験の方も、もしかしたらポルチオイキの直前までいっていたかもしれません。経験したことのない大きな波が押し寄せてくる感覚は、怖くなってしまうもの。私がそうでしたが、「な、なんかクル! ちょっと待って!」と思わず止めてしまい、結果、ポルチオイキを遠ざけてしまっている場合もあるのではないでしょうか。
経験したいけど、セックス中に未知の快感の扉を開くのもちょっと不安という方、セックスではポルチオイキは期待できないなぁという方は、やっぱり……オナニーで手に入れるのが手っ取り早いでしょ! ということで、今回はポルチオ刺激に特化したバイブをご紹介していきます!
ポルチオ開発をはじめる前に
◆1度イッてから、がスムーズ
子宮・ポルチオの位置には個人差がありますが、大体は膣口から壁に沿って進んでいくと「コリッ」とした感触に当たります。この部分を刺激していくのですが、ポルチオ刺激は、クリやGスポットで1度イッてから行うほうが快感を得やすくなります。カラダが高揚して膣もイキやすい状態にしておくことがポイント!
◆ポルチオ刺激の体勢は…
ポルチオイキの体勢はそれぞれ。セックスでは、「正常位のM字開脚のとき」「足を伸ばした状態のとき」「足を持ち上げながら突いたとき」など個人差あります。私のポルチオデビューは、相手に足を持ち上げてもらい、上から突くようにして刺激を受けた時でした。
ただこれは、“ペニスが奥まで届くため”に試行錯誤している体勢です。そもそもポルチオを刺激するためのバイブを使用する場合は、いつものオナニー体勢からはじめてみてください。「セックスと同じように、足を持ち上げた体勢でやってみたい」という方は、部屋の壁に足を立てかけて行ってみてはいかがでしょうか。冷静になると滑稽なんですけどね……。
◆基本動作は「押す」
私はポルチオを刺激することを「突く」と表現していますが、ポルチオ刺激初体験の時は痛いだけなのでやめましょう。ポルチオイキに慣れれば、強めのピストンで突いても快感に変わるかもしれませんが、最初は圧迫するように「押す」のが正解! “押して引く”というよりは、押し込む⇒力を緩める⇒押し込むというように、常にポルチオに密着した状態にすることがコツ!
子宮の位置も感じる強さも人それぞれですので、根気強く少しずつ開発していくしかありません。
それではポルチオ刺激にもってこいのバイブを3つご紹介します! どれを使って開発してみましょうか★
ピンクバイブ ポルチオ開発名人
ネーミングからしてポルチオを喜ばせてくれそうなバイブを発見!

「ピンクバイブ ポルチオ開発名人」 出典:amazon
「中でイッたことがない」など、バイブに対する女性たちの不安や不満を解消するために誕生した商品です。開発したのは、messyでも数多くのバイブ情報を発信中の「WILD ONE」。
ご覧の通り、バイブ全体を小さなツブツブの突起で覆っているため、幅広い振動がクリトリスと膣内に広がります。
ポルチオを刺激する先端部分は、シリコン系で柔らかい三ツ又の形状が優しくポルチオを包み込み振動を与える仕様。さらに、膣内の形状はひとりひとり違うものですが、この商品は、自由自在にしなやかに角度の調整が出来ますよ!
プレデターワンド
続いては、見ためはバイブらしくないバイブ。中イキしたい人のことを考えて作られたようなこの形状、期待できますね。

「プレデターワンド」出典:amazon
先端は自分の膣内に合うように曲げることができ、フレキシブルヘッドが狙ったところに喰いついて振動を逃しません。上向きに角度をつけて先端を少し挿入すればGスポット、もっと奥に挿入するとポルチオを捉えてくれます。
膣内で振動することを考えた素材と柔軟性は、中でイキたい方も安心して使える商品です。バイブで気になるのは、振動音の問題。この商品は、刺激することだけではなく、防音対策も◎。動作中の音を軽減してくれているのも嬉しいですね。
スラスティングバレット
最後は、ローターに分類されるものの、通常のローター刺激とはまるで違う商品。

「スラスティングバレット」 出典:amazon
ピストンする本体とコントローラーがコードでつながったローター。先端部分がポルチオをズンズンと突きあげるような振動が基本的な動きとなっています。7パターンのピストン動作が備わっていますが、最高速はかなりのスピードで突き上げる動きのため、超刺激的! バイブ初心者の方には刺激が強いかもしれません。
ポルチオに特化したバイブを購入した方は、商品を手にして「想像よりデカイ」と驚いている方が多いようです。おそらく、ポルチオに届くように作られているため、Gスポットを刺激するものに比べると長めのバイブが多い気がします。サイズを確認して、自分好みのバイブでポルチオナニーを楽しんでください!
おまけ|体の外側からでもポルチオ開発ができる?
ポルチオは子宮口近くにあるということで、奥までバイブなりペニスなりを突っ込んで開発するしか方法がないように思えますよね。でも、実は「体外式ポルチオ開発」というものがあり、膣に何も入れることなく開発することも可能なんです。これならバイブも必要ないですし、バイブを奥深くまで自分で挿し込むのが恐いという方でも気軽にポルチオ開発にチャレンジできます。
◆体外式ポルチオ開発でも、まずは気持ち良くなっておこう
はじめに気持ち良くなっておくことで体外式ポルチオ開発という、ゆるやかな快感でも感じやすい状態を作っておきましょう。ただ、一度イクと覚めてしまいやすいという方は、その寸前で止めておいてくださいね。
◆ポルチオの位置を大体把握しよう
ポルチオの位置は、おへそよりも8~10cmほど下にいったあたりにあります。人によって、また周期などによっても位置は変わってくるため、大体の見当をつけた後は、ポルチオ開発中に位置を調整してみてください。
◆ポルチオあたりに手のひらを乗せ、ぶるぶると震わせる
手のひらを小刻みに震わせることで、お腹からポルチオへと振動を与えます。コツとしては、手のひらそのものを震わせるというよりも浮かせた指を左右に細かく振るようなイメージでおこなうと良いでしょう。
◆クリトリスを同時に責めたり、膣を動かすのも効果的
上記の振動を与え続けることがポルチオ開発の一貫ですが、これだけで気持ち良くなるのはなかなか大変。そのため、クリトリスも刺激する、膣をぎゅっぎゅっと動かして中を刺激するといったことを振動と平行しておこないましょう。
◆膣口全体に指を当て、振動させても良い
お腹の上からでなく、膣側から振動させるポルチオ開発方法もおすすめです。こちらでは指4本を膣口全体に当て、手首を左右に細かく振るようなイメージでおこなうのがコツです。この体外式ポルチオ開発方法はクリトリスも刺激やすいですが、うっかりそちらがメインになってしまわないよう気をつけてください
◆体内式ポルチオ開発以上に根気は必要
実際にやってみれば分かると思いますが、体外式ポルチオ開発を始めたばかりの頃は気持ちよさをほとんど感じないはずです。「開発が進めばこうして外側から振動を与えただけで絶頂を迎えてしまうなんて嘘でしょ」と思うほどでしょう。ただ、そもそもポルチオは開発さえされれば微弱な刺激で強く感じやすいもの。すべては開発次第なのです。
とは言え、気持ち良くもなんともない開発はなかなか骨が折れるもの。ポルチオ開発は腰を据えておこなうことを理解して、時々は頑張っている自分にたっぷりと快感というご褒美をあげてくださいね。そしていつかはたっぷりどっぷりポルチオの気持ち良さに浸ってください。