連載

エステで体験した「膣美管理」なる施術…目的は<子宮と脳の開放!?>

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 このエステの存在は、巷の脅しトークやパートナーの心ない言葉を真に受けている女性たちがいかに多いかということの表れかもしれません。前出『ちつのトリセツ』でも助産師が盛大に、トンデモトークを展開していましたが、巷にはまだまだたくさんの膣トークが溢れています。

 助産師からこんなことを聞いた知人もいます。

「会陰切開しないと股が裂けるのは、乾いている証拠」

 何でも昔の女性は膣が潤っているから、クリップでとめておけば翌日には傷口がくっついていたというのです。いやいや、さすがに翌日はないでしょ。その助産師さんがおいくつの方かは知りませんが、記憶が改ざんされてるんじゃ~。もしくは〈くっつく〉の定義がだいぶ我々と違うんじゃないのかな! さらに、セックスレスも子宮下垂も膣ケアをしないせい、挙句の果てには、カンジダの薬がドラッグストアで販売されるようになったのも、女性が冷えて乾燥して、膣の自浄作用が低下したせいなんですと~。あほらしい!

 一部の人しか語らない分野って本当に言いたい放題ですね。〈膣美管理〉というネーミングのエステがそこそこ人気を集めるくらいに、〈膣〉が貶められているこの現状。そろそろ皆で、怒りの声を上げてもいいのではないでしょうか。

 後日談。膣美管理を受けた後にきた生理では、いつもより1日早く終わるという結果になりました。膣を締めて経血の排出をコントロールしようという〈経血コントロール〉界隈では「短くスッキリ終わる!」生理がよしとされているので、それ系の人だったら「効果が出た!」と思ってしまいそう。でも、私は単なる加齢だと思ってます。

backno.

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山田ノジル

自然派、エコ、オーガニック、ホリスティック、○○セラピー、お話会。だいたいそんな感じのキーワード周辺に漂う、科学的根拠のないトンデモ健康法をウォッチング中。当サイトmessyの連載「スピリチュアル百鬼夜行」を元にした書籍を、来春発行予定。

twitter:@YamadaNojiru

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