
Photo by Matthew Romack from Flickr
はじめてのセックスに限らず、セックス定番体位であり不動の人気体位「正常位」。
通常、こんな感じですね(イラスト参照)。
彼とあなた、至近距離で見つめ合っちゃうことになります……。
女性は、仰向けで両脚を開脚してM字になる体勢。男性は、女性が広げた両脚の間に入って挿入します。挿入後は、女性に覆いかぶさるようにして(両腕は女性の顔の横や胸の横あたりで支えて)ピストン運動をする体位です。
女性は、男性の動きが見えますし、男性は挿入しやすく、ピストン運動をしやすい体位でもあるので、緊張しているはじめてのセックスでは安心する体位かと思います。というか、セックスといえばコレでしょ、と思い込んでるかもしれません。
しかし! よくよく考えてみると、上から男性にガッツリ全身を見られる体位です(覆いかぶさる状態になれば、まじまじと全身を見られているわけでもありませんが、顔が……顔が近い)。
個人的には、リラックスできて、より心が満たされるセックスは彼の体温をたっぷり感じることではないかと思っています。それは正常位に限らないわけで、「アヘ顔をがっつり見られるのが恥ずかしい」女子にとって最適な体位は正常位ではないのではないかなと。
密着・安心できる「側位」がオススメ!
そんな女子に、個人的にオススメしたいセックス体位は、男女がお互いに横向きに寝てセックスをする体位「側位」! 今回は「対面側位」と「背面側位」の2種類の「側位」をご紹介します。
◆彼の顔を見て安心できる「対面側位」
お互いに向き合った体勢になる「対面側位」。見つめ合いながらキスしたり強く抱きしめられる密着体位は、安心感を得ることができます。
イラストを見てください。うん、気のせいかもしれないけど愛され感めっちゃ強くないですか。
実は、人って「背中」も触られると気持ちいい性感帯の一つなんです。
対面側位で、彼の背中に手を回して、5本の指を使って、触れるか触れないか程度(フェザータッチで腰から肩まで往復して撫でてみましょう。ゾクゾクした快感を与えることができるかも。
▼乳首やクリトリスを触る前の“前々戯”! 裏側愛撫で感度倍増
◆カラダを見られるのが恥ずかしい女性は「背面側位」
男性に背中から抱きしめられる「背面側位」。立った状態で後ろから抱きしめられる「バックハグ」もそうですが、包みこまれるようなこの体勢は女性に人気ですよね。
アヘ顔を見られることはないし、口臭も気にならない〜。
また、あまり見られたくない胸やお腹、陰部を直接見ることができない体位なので、「カラダを見られると恥ずかしい」と感じる女性にもオススメです。
男性は、後ろから手を回して胸やクリトリスなど、愛撫しやすい体位でもあります。ただ、女性の感じている表情を見て視覚的興奮を覚えることの多い男性は、長時間の背面側位では寂しく感じるかもしれないので、短時間の背面側位のあとは、対面側位や正常位に移行したりと、お互いに気持ちよくなれる体位を使い分けてみてください。
「側位」では腰をゆっくり動かして刺激する
「側位」の大きな特徴(メリット)は、「ラクに長く」挿入していられること。そのほかの体位の場合、どちらかが腰を振る際にカラダに負担がかかることが多く、長時間腰を振っていると疲れます。それに比べ、側位はお互いに安定した体勢のため、負担が軽減されます。よって、長時間のピスト運動でも疲れにくく、じっくりとセックスに集中できるようになります。
背面側位・対面側位、どちらの「側位」も、正常位に比べて男性は腰を動かしにくくなり、じっくりゆっくりとした動きになります。勢いでズンズン突きたい男性には物足りなく感じるかもしれませんが、この“ズンズン”が女性の膣を痛めることもありますので、女性にとっては膣に優しい体位かもしれません。
さらに、側位は正常位に比べてペニスへの刺激は少なくなります。男性側も女性経験が少ない場合は、刺激を感じるとすぐイッてしまうこともあるかと思います。長時間ゆっくりと快感を高めるのにも効果的な体位だと思います。
正常位で挿入してから移行しやすいのは、そのまま横向きになるだけの「対面側位」です。ふたつの側位ともに、お互いの肌が密着し脚が絡み合うため、十分にぬくもりを感じ、安心感を得られる体位ですね。
はじめてのセックスのときも、「くっついた体勢で安心したい」と提案して、「側位」で抱きしめてもらうと緊張が和らぐかもしれません。