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激しい手マン、合わないチンコ…「痛いセックス」から卒業したい!

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Photo by Alachua County from Flickr

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 「男性はフェラの時に女性の歯が当たると一気に現実に引き戻される」らしいが、女性にもセックス中に一瞬で冷める出来事があるはずだ。男女ともに、愛撫や挿入などで快感を得るに従ってどんどんセックスに陶酔していくことができる。しかし、陶酔しかけていても何かの拍子に感じたちょっとした痛みによって、陶酔レベルはゼロになり、痛みに耐えるという別の作業に徹しなければならなくなる。そこで今回は、女性たちにセックス中の痛みに関して話を聞いた。

 まず、第一に上がったのが「激しすぎる手マン」。「あまりにも奥まで指を入れられると痛い」(23歳/フリーター)、「2、3本の指を一緒に入れて手マンされると痛いしなんか苦しい」(26歳/OL)という意見があった。また、「爪が伸びた手で手マンされて出血した」(27歳/飲食関係)という経験がある女性も少なくないかもしれない。膣はとてもデリケートな部分なので、爪でちょっと刺激を与えただけで傷がついてしまう。セックス前に、相手の男性の爪はさりげなくチェックしておきたい。

 続いて、「強すぎるおっぱいへの愛撫」も気になるという女性が多かった。中には、「ちぎれるんじゃないかと思うくらいの力でおっぱいを鷲掴みされて痛かった」(22歳/学生)、「強く引っ張られて、乳首がとれるかと思った」(24歳/保育士)というおっぱいに危機を感じた人も。柔らかくてフニフニで、ついついムニューッ! としたくなるパーツかもしれないが、素材は皮膚なので触り方によっては当然痛みを感じる。また、「生理前のおっぱいは少し触れられただけでも激痛」(25歳/事務)という期間限定の痛みがある人もいた。

 そして、「男性のチンコと自分のマンコがあまりにもフィットしない場合、とてつもなく痛い」という人もおり、「スタンダードな円柱型ではなく、楕円柱型のチンコを入れられた時は、マンコが横に裂けるかと思った」(28歳/IT関連)、「チンコが真ん中から下向きに曲がっている人としたら、痛みと違和感しか感じなかった」(25歳/アパレル)との経験談が。こればっかりは入れてみないとわからないものである。女性の膣は収縮性があると言われているし、最初は痛くてもゆっくり慣らしていけばスムーズな挿入ができるのかもしれない。ローションなど潤滑剤を利用するのもいいだろう。

 今回、話を聞いた女性たちの中には、セックス時に痛いと思ってもそれを彼に伝えられないという人もいた。その場のムードを壊したくないという彼への愛情からの我慢なのかもしれないが、このことに対して、「『痛い』とストレートに言わないで『もう少しゆっくりして』『もう少し優しくして』と言うようにしていたら、痛くない愛撫になっていった」(27歳/美容師)という、痛いセックスから卒業した人による体験談も寄せられた。加えて、「彼にされて痛かったこと(爪が当たる、力強く触る)を、私が彼に愛撫する時にしないように気をつけた。そしたら彼の愛撫も優しくなってきた気がする」(26歳/販売)という“人の振り見て我が振り直せ”をセックス時に実践し、より良好なセックスができるようになったというケースもあった。

 体同士が絡み合う以上、セックスから痛みを完全に取り除くことは難しいかもしれない。多少の痛みを愛ゆえに我慢することも間違った選択ではないかもしれないが、どうせなら最初から最後まで快感に身を委ねられるセックスをしたい。前述の痛いセックスを改善できた女性たちのように「マイナスなことは伝え方を工夫する」「自分がされて嫌なことは相手にもしない」という、コミュニケーションを取る上での最低限のルールをセックスにも活かしたいと思う。
(リオネル・メシ子)