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「空」好きすぎ、読めなすぎ! 芸能界キラキラネーム2013

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「のんピース―辻ちゃんの日々スマイル」主婦と生活社

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2013年☆芸能界子ども名付け選手権

 今年も芸能界やスポーツ界で、さまざまな女性たちが妊娠を発表し、無事出産を果たした。個人情報保護の観点から、名前を公表するのを控えるケースもあるが、ブログなどで公にしているケースも見られる。その中には、いわゆるDQNネーム・キラキラネームもちらほらあるようだ。年末ということで、誰がどんな名を子どもに付けたのか、公表されているものをもとに、あらためて振り返ってみたい。

・空詩(らら)ちゃん

 タレント・松嶋尚美の第二子で長女の名前。6月誕生。「お腹の中にいるときに、ずっと仮名前として、『ララ~』って呼んでたんです。そしたら、もう他の名前じゃ、しっくりしなくってね…つけたかった漢字は、あんまり画数がよくなくて、、、」(原文ママ)とブログでその理由を説明しているが、空詩で“らら”とはなかなか読めまい。案の定ネット上では当時「響きはかわいいけど読めない」「長男が『珠丸』、長女が『空詩』……よめねえっすよ」など、筆者同様に読めないという意見が続出したほか、長男ジュマくんの名前も難易度が高すぎるとあらためて話題となった。

・昊空(そら)くん

 元モーニング娘。でブログ炎上女王の座に君臨している辻希美と俳優・杉浦太陽の第三子で次男の名前。3月誕生。ブログでは理由を「生まれた日の空…(はぁと)(空の写真)天を仰ぐと、眩しい太陽が輝いて、力溢れる明るい空でしたっ!!日・天・空!!そして(はぁと)(顔文字)「昊空」(そら)」(原文ママ)と絵文字使いまくりでテンション高めに綴っているが、落ち着いて読み解くと、要するに次男が産まれた日の天気がよかった……ということから名付けたということのようだ。長女は「希空(のあ)」、長男は「青空(せいあ)」で、『空』続きであるが松嶋尚美といい辻希美といい、『空』を子どもの一生の名前にするほど好きだったのかと驚かされるばかりである。

・タオ(漢字不明)くん

 同じく元モーニング娘。市井紗耶香の第三子となる男児の名前。3月誕生。ブログでは「今の季節にぴったりはまりました」と、誕生時期を連想させる漢字がつけられているような記述があるほか「旦那さんの知り合いみんなはきっといかにも旦那さんらしいなぁ~と感じるはず」と、夫の名にちなんで命名されたことも明かされているがネット上では「たお…」「めちゃくちゃ老師っぽい」など、いわゆるキラキラネームの枠を大きく外れた名前に賛否が集まる結果となった。ウィキペディアでは「タオ」とは『中国哲学上の用語の一つ。人や物が通るべきところであり、宇宙自然の普遍的法則や根元的実在、道徳的な規範、美や真実の根元などを広く意味する言葉である』とある。大物になりそうな良い名前だと思うが、スピリチュアルな香りもそこはかとなく漂い、ママ友の子どもの名前だったら若干引いてしまいそうだ。

・ひまわりちゃん

 23日に引退を発表したフィギュアスケート元世界女王、安藤美姫の第一子となる長女の名前。4月誕生。父親は公表されていないことや、極秘での出産だったことなどが報じられるや否や、各メディアで父親探しが始まった。しかし現在も父親は公表されず、噂の域を出ない。極秘出産を独占インタビューで報じた『報道ステーション』(テレビ朝日系)において、安藤が愛娘を抱いている場面があったが、放送では結局顔を公開しなかったこと、「ひまわり」が、かつて熱愛が報じられた安藤の元コーチ・モロゾフ氏の故郷であるロシアの国花だったことなどから、子どもはハーフで父親はモロゾフ氏なのでは、という憶測が飛び交った時期もあった。ところが「お父さんが大好きだった花」と、幼いときに事故死した父親にちなんでの名付けだったことがのちにわかっている。

 それにしても「ひまわり」とは……。ハリウッド女優、グウィネス・パルトロウは娘にアップルと名付けていたが、それに近い衝撃だ。おせっかいながらも今後のことを考えてみると、子どもを小児科に連れて行き、診察のために名前が呼ばれる際、確実に身バレしてしまうだろう。そんな些末なことを気にしないからこそ名付けた「ひまわり」なのだろうが、今後子どもが成長し、小学校、中学校……と進級したり、就職のたびに、“安藤美姫の娘”と言われることになるはずだ。母親の呪縛が強い娘はなにかと苦労すると思うのだが……。

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ブログウォッチャー京子

インスタウォッチが日課の子持ちライター。子供を寝かしつけながらうっかり自分も寝落ちしてしまうため、いつも明け方に目覚めて原稿を書いています

@watcherkyoko